「鎌倉殿の13人」“13人衆”11人目・足立遠元役は大野泰広「真田丸」家老ズ・河原綱家役以来の大河

[ 2022年3月6日 20:45 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でタイトルの“13人衆”の一人、足立遠元役を演じる大野泰広(C)NHK
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 俳優の大野泰広(45)がNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)にタイトルの「13人衆」の一人、足立遠元(あだち・とおもと)役で出演することが6日、番組公式サイトで発表された。13日放送の第10話で初登場する。大野の大河出演は2016年「真田丸」以来、6年ぶり2作目。13人衆のうち、キャストが判明したのは11人目。残るは中原親能役、二階堂行政役の2人となった。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛け、俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 大野は「真田丸」で重臣・河原綱家役を好演。「関ヶ原の戦い」を前に、真田家が生き残りを懸けて徳川方と豊臣方に袂を分かつ「犬伏の別れ」の密談をのぞき、真田昌幸に下駄を投げつけられて前歯が折れたという逸話が残っている。矢沢三十郎頼幸役の迫田孝也、小山田茂誠役の高木渉とともに「真田家老ズ」と呼ばれた。

 今回演じる足立遠元は、武蔵の豪族。文武の才に長け、鎌倉入りした源頼朝(大泉洋)の下、文官の役割も担う。大野は「130人目を狙っていましたが、まさかの13人入り(驚)。三谷さん、スタッフさんに感謝です。2016年ぶりの日本の壮大な地域ドラマを目いっぱい楽しんできます」と意気込んでいる。

 13人衆の三谷氏流の覚え方は「ひかわなにお ほほはあみあみ」。比企能員役は佐藤二朗、梶原景時役は中村獅童、和田義盛役は横田栄司、中原親能役は未発表、二階堂行政役は未発表、大江広元役は栗原英雄、北条義時役は小栗、北条時政役は坂東彌十郎、八田知家役は市原隼人、足立遠元は大野、三浦義澄役は佐藤B作、安達盛長役は野添義弘、三善康信役は小林隆。

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2022年3月6日のニュース