竹本浩三氏死去 89歳 吉本新喜劇、「パンチDEデート」テレビ、ラジオ作・演出5000本以上手掛ける

[ 2022年2月25日 09:44 ]

竹本浩三氏
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 吉本新喜劇の基礎を築いた、演出家で脚本家の吉本興業文芸顧問、竹本浩三さんが18日、大阪市内の自宅で死去した。89歳。和歌山市出身。通夜は23日、葬儀告別式は24日に親族のみで営まれた。喪主は長男・周平(しゅうへい)氏。

 1933年(昭8)、和歌山市生まれ。劇団くるみ座、東宝株式会社文芸部などをへて1959年に吉本興業入り。コメディーNo.1のヒット曲「アホの坂田」の作詞を務めたことでも知られる。 関係者によると、高齢になって心臓を悪くし、新型コロナ禍もあって約2年前から出社せず、自宅で過ごしていた。一緒に暮らしていた周平氏によると、午後に部屋を見に行った時には既に息を引き取っていたといい「最期は苦しまなかったと思います。仕事でも父親としても常に厳しい人でした」と話した。

 吉本新喜劇だけでなく、「パンチDEデート」「爆笑寄席」「ごろんぼ波止場」などテレビ、ラジオ番組の作・演出も5000本以上手掛けた。また、帝京平成大学教授、帝塚山大学教授、大阪市「上方芸能文化顕彰」選考委員なども務めた。

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2022年2月25日のニュース