東国原英夫 高校生の失明巡る警察署“襲撃”「SNSで拡散されて暴徒化…社会自体に危うさを感じる」

[ 2022年1月31日 15:49 ]

 元宮崎県知事で衆院議員も務めたタレントの東国原英夫(64)が31日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。27日深夜から28日未明にかけ、沖縄県警沖縄署(沖縄市)の周辺に若者数百人が集まり、投石するなどして署の正面玄関のガラスが割れるといった被害が出て、県警が器物損壊容疑で経緯を調べていることに言及した。

 この騒ぎの要因は、27日未明に高校の男子生徒(17)のバイクと警察官が接触する事故があり、会員制交流サイト(SNS)で拡散した「高校生が警察に警棒で殴られた」との情報が発端とみられる。県警や市消防本部によると、接触事故は27日午前1時15分ごろに沖縄市内で発生。バイクが暴走しているとの110番を受けて警戒中の署員(29)が、路地から出てきたバイクに制止を求めた際に接触したという。高校生は病院に搬送されたが右目の眼球破裂で失明の状態となった。

 東国原は「事件の詳細は今後、つまびらかにされなきゃいけないんですが、僕はどちらかというとこのSNS社会でですね、SNSで拡散されて暴徒化していくその心理、その大衆社会の社会自体に危うさを感じますね」と話した。そして「欧米でよくこういうことがあるんですね。日本もついにこういうことが起きたのかと。これまで政治的に、例えば法案に反対だとか、そういったハッシュタグのSNSの拡散はあったんですけど、暴徒化する、暴力を使うっていうのが非常に欧米化してきたなと僕は危惧しています」とした。

 その上で、「ですからハッシュタグで拡散希望ときた場合にやっぱり真偽を確かめるべきだと思うんです。そんな冷静な心理、持ってませんよね。おそらくハッシュタグで拡散されたら、それは信ぴょう性が高いと思うんですね、これは真実に近いんだろうと」と言い、「本当かなと思ってしまうという心理は仕方のないことかも知れませんけど、一歩立ち止まって事実関係系を確認するっていうのは今後、必要なんじゃないかなと思います」と自身の考えを述べた。

続きを表示

2022年1月31日のニュース