立川談春 人に伝わりやすい喋り方のコツを伝授 まずは話す前に…「人の話を聞ける人は本当にいない」

[ 2022年1月31日 13:13 ]

落語家の立川談春
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 落語家の立川談春(55)が30日放送のTBS「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演。人に伝わりやすい喋り方のコツを伝授した。

 番組では、予備校講師でタレントの林修氏と「喋り」をテーマにトークを繰り広げた。談春は「心がなくても伝わる手法はきっとある」と持論を述べ、それは「音しか考えられない」と主張。「“このトーンで喋ると人は泣く”ってのがあるんですよ」と告げた。

 談春は具体例を挙げて、「校長先生の朝礼とか、(林)先生の話と一緒ですよね。最初のトーンだけで『もう聞かない』って決められちゃう。コンペで通る喋り方とかトーンとか、きっとあるんだと思います」と推測。そして、喋る内容よりも言い方や声の響きが重要と述べた。

 ここで談春は視聴者が学校や職場で真似できる、人に伝わりやすい喋り方のコツを紹介。「自分の思いを伝えることが上手な人より、相手の思いをきちんと聞いて受け止めてあげる人の方が絶対に少ないし、その人の方が自分も幸せになれる」と訴え、「特にSNSの時代では、人の話をきちんと聞ける人は本当に今いない」と残念がる。その上で、「相手が何かを発信したら、こっちも発信し直さなきゃいけないのは世界では当たり前のこと。きちんと受け止めて、3拍おいて『でもさ、僕はさ…』と言えたら、どんなにたどたどしくたって、『どういうこと?』って聞いてくれる。そうしたら自分の言いたいことを言える」と訴えた。

 最後にもう一度、「人に思いを伝えたいなら、まずは人の話を聞くこと。そうすれば必ず話を聞いてもらえる状況になる」と視聴者に呼びかけた。

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2022年1月31日のニュース