橋下徹氏 高校生の失明巡る警察署“襲撃”に「一方の当事者が警察…証拠がきちっと出て来るかどうか」

[ 2022年1月31日 10:10 ]

橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が31日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。27日深夜から28日未明にかけ、沖縄県警沖縄署(沖縄市)の周辺に若者数百人が集まり、投石するなどして署の正面玄関のガラスが割れるといった被害が出て、県警が器物損壊容疑で経緯を調べていることに言及した。

 この騒ぎの要因は、27日未明に高校の男子生徒(17)のバイクと警察官が接触する事故があり、会員制交流サイト(SNS)で拡散した「高校生が警察に警棒で殴られた」「失明した」との情報が発端とみられる。県警や市消防本部によると、接触事故は27日午前1時15分ごろに沖縄市内で発生。バイクが暴走しているとの110番を受けて警戒中の署員(29)が、路地から出てきたバイクに制止を求めた際に接触したという。

 MCの谷原章介が「警察と被害者、双方の意見が食い違ってますけれども、これ真相が分かるのに時間がかかるのか、もしくは分かるんでしょうかね?」と聞くと、橋下氏は「これ一方の当事者が警察でなければ、普通の民間人同士でこういう事件が起きれば、これはすぐに真相は分かります」と指摘。そして、「例えば今回であればバイクとかヘルメットとか警棒、それから周辺の現場検証、少年の方の服装。これは一部報道では、服装には何の傷もついていないってことを僕は聞いてはいるんですけれども、こういう証拠がそろえば、これはもう警棒で殴ったのか、事故なのか、すぐに分かって警察が入って逮捕するか、事件化するんです」と説明した。

 その上で「ただ問題なのは、一方の当事者が警察なんですよ。そうすると証拠がきちっと出て来るかどうかっていうところにすごい問題が出て来るんですよね」と言い、「僕は警察が不適切なことをやるとは思いたくないけれども、やっぱり身内をかばうっていうことがあるかも分からない。これは少年側からすれば、そういう不信感が募りますよね」と話した。そして、「ですからこれ、まず今ある証拠をね、お互いに警察と少年側についている弁護人、この両者で協議をして早く証拠を集めると。その証拠をきちっと集めれば、真相というのはすぐに分かります」と自身の見解を述べた。

続きを表示

2022年1月31日のニュース