林家三平、「笑点」卒業で最後の大喜利出演 座布団10枚達成はならずも司会の昇太が“粋”な演出

[ 2021年12月26日 18:07 ]

林家三平
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 落語家の林家三平(51)が26日放送の日本テレビの国民的人気番組「笑点」(日曜後5・30)に出演し、最後の大喜利に臨んだ。

 最初の挨拶で、メンバーたちから労をねぎらわれた三平。落語家の林家木久扇は「でも、戻ってくると思いますけどね。次は東京都知事選に出ていただきたいと思っています」と、話して笑わせた。

 最初のお題は「『運命の2021年!』今年の出来事を振り返って最後に『でも』と発言。ベートーベンの運命の一節が流れるのでもう一言」というもの。三平は「テニスの大坂なおみ選手が休むことが決まった。でも…冬になるとコートが恋しくなるだろう」と、名回答で座布団を獲得。

 続く「三平さんが新メンバーとして登場する時、段ボールに入ってやってきました。そこで段ボールに入って一言、『何してるの?』に対してもう一言」というお題で、三平は「さあ、こっから抜け出すぞ。『笑点』という守られた箱から飛び出して、鍛え直すぞ!」と力強く宣言する場面もあった

 最後のお題では「三平に贈る言葉」では、落語家の林家たい平が「手ぶらで君を卒業させないよ。山田(隆夫)も連れていって」とボケて、会場を沸かせる。そして、突然司会の春風亭昇太が手を挙げ「三平さん、お疲れ様でした。山田さん、三平さん以外の座布団を全部持っていって!」とまさかの采配が。「10枚達成はなりませんでしたけど、三平さんの座布団が一番多かったということです」と“粋”な演出を見せ「こういうことが出来るか出来ないかで、司会が決まってくるんだよね」と自画自賛していた。

 最後の挨拶で、三平は「諸先輩方、本当にありがとうございました。視聴者の皆さんも、お世話になりました。これから武者修行に出かけて、立派な身体になって戻ってきます。そうなりたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。それでは、行ってまいります!」と頭を下げ、客席から大きな拍手があふれていた。

 なお、後任の新メンバーは22年の元日に放送される「笑点 お正月だよ!大喜利まつり」(土曜後3・00)で発表される。

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2021年12月26日のニュース