元「アジアン」馬場園 解散の舞台裏告白 悩み続けた1年「本当は解散発表しないでおこうと思っていた」

[ 2021年9月21日 09:30 ]

アジアンの馬場園梓
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 元漫才コンビ「アジアン」の馬場園梓(40)が20日深夜放送のABCテレビ「なるみ・岡村の過ぎるTV」(後11・17)に出演。6月に発表したコンビ解散に至る経緯を改めて振り返った。

 「近頃色々あり過ぎる」ゲストとして登場した馬場園は、MCのなるみ(49)と、お笑いコンビ「ナインティナイン」岡村隆史(51)に向かって舞台裏を率直に告白。解散はどちらが切り出したのか、との問いには「1年前に、隅田さんからお芝居やミュージカルを中心にやっていきたい。漫才はやらない」と伝えられ、「私は漫才師になりたくて吉本に入った」と揺れる胸中を言及。だが、その時点ですでに相方の隅田美保(45)には、舞台からオファーが届いていたといい、「何回か呼ばれて“うわ、楽しい~”となっていたんです。(ブスとか)誰も言わない。みんな、美保ちゃんと(呼んで)。そら、楽しいですよ。こっち(お笑い界)におったら“チキンナゲット”とか“ウォータースライダー”とか言われて」と、「ブスいじり」に抵抗を持っていた隅田の心は離れかけていたという。

 その上で、馬場園は「本当は解散発表しないでおこうと思っていた。(コンビ名の)看板だけは残しておいて、お互いに別々に、と思っていたんですが、せっかく夢があるのに、『あなた、いつお笑い頑張るんですか』『なんで、漫才やらないんですか』と言われたら、中途半端に見える。けじめをつけて、解散とさせてもらった方がいいのかな」と当時の思いを説明し、「本当に1年悩みました」と苦悩の日々を明かした。

 「アジアン」は05年にABCお笑いグランプリ最優秀新人賞を受賞。M-1初の女性ファイナリストにもなり、第41回上方漫才大賞新人賞など賞レースでも数々の栄光を獲得してきたが、過去に「ブスいじり」に嫌気がさした隅田が、19年前に一度解散を申し出るなど紆余曲折あった。解散、再結成、休業などを経て、今回の解散に至り、馬場園は「いろいろ、婚活の時期があったりとかね。急で心細いですけど…体は太いです」と、芸人らしく笑いを取っていた。

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2021年9月21日のニュース