豊島竜王 王位戦の秘密兵器は“マイ座布団”、第2局に続く角換わり

[ 2021年7月22日 05:30 ]

王位戦第3局で初手を指す藤井王位(手前右)。左は豊島竜王
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 藤井聡太王位(19)=棋聖と2冠=に豊島将之竜王(31)=叡王と2冠=が挑む第62期王位戦7番勝負第3局は21日、神戸市「中の坊瑞苑」で藤井の先手で始まり、豊島が66手目を封じて1日目が終了した。藤井が3時間44分、豊島は3時間37分消費した。

 第2局に続く角換わり。藤井が「三田牛と淡路玉葱(ねぎ)焼き膳」、豊島が「国産うな重膳」を注文した昼食休憩までに54手進んだ。一転、午後は12手しか進まなかった。

 豊島は今回、座布団を本拠地の大阪・関西将棋会館から持ち込んだ。「(普段と)同じものを使った方が足にもいいらしいので」。4年連続8割超えの勝率を残す藤井には及ばないが、豊島も通算勝率・687。関西将棋会館では・716まで上昇する。よりよい対局環境を整えて勝負の第3局に臨んでいる。

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