G.G.佐藤氏「あの日から初めて見ました」 北京五輪「悲劇」の落球時に着用したユニの封印を解いた

[ 2021年7月22日 22:15 ]

今年の4月14日の西武―日本ハム戦で始球式を行ったG.G.佐藤氏
Photo By スポニチ

 西武、ロッテなどでプレーした野球評論家のG.G.佐藤氏が22日、ABEMA「ABEMAPrime」(月~金曜後9・00)に生出演し、日本代表の重圧を語った。

 08年の北京五輪に出場したG.G.佐藤氏は「準決勝の時の雰囲気は本当にガラッと変わって、今までに感じたことがないプレッシャー、緊張。スタメンで名前を呼ばれた瞬間に足の先から手の先まで鳥肌が立ったことを覚えてます」と振り返った。

 そのプレッシャーから、準決勝・韓国戦で8回に左翼の守備で落球、タイムリーエラーとなった。翌日の3位決定戦・米国戦でも3回の守備で落球。五輪後に帰国すると心ないバッシングを浴びたといい、「今でも悔しい。もう一回(オリンピックに)出てやり返したい。できるものなら」と今でもあの悔しさを忘れられていないことを明かした。

 スタジオに韓国戦で着ていたユニホームを持参したG.G.佐藤氏は「今日、スタッフの方が持ってきてくれっていうことで、実家に帰って、奥の方から封印してたものを掘り返して持ってきた」とした。「捨てるに捨てられないけど見たくない?」と聞かれると「あの日から初めて見ました」と明かした。

 「あの時は、終わった直後はユニホームを見たくなかった。思い出したくない気持ちもあった。時が経って、やっと笑えるようになったかなという感じ」と現在の心境を語った。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月22日のニュース