木久扇 生涯初の椅子で寄席復帰 毎日40分のリハビリ順調、つえなしで歩行

[ 2021年7月5日 05:30 ]

退院後初の寄席で生涯初めて椅子に座って出演した林家木久扇
Photo By スポニチ

 5月24日に左大腿骨を骨折し、6月26日に退院した落語家の林家木久扇(83)が4日、東京・浅草演芸ホールで寄席に復帰した。入院中に毎日40分のリハビリをこなし、つえなしで歩けるほど回復。しかし正座は10分ほどしかできないため、芸能生活で初めて舞台で椅子を使用。「私はスターですから“せいざ”しないとダメですね」と笑いを誘った。

 左腿付け根には、約10センチの生々しい手術痕が残る。記者陣に傷痕を披露すると「高校時代、剣道で鍛えていたから回復が早い。仕事をして入院費を取り戻す」と意気込んだ。10日には福岡・博多座で「芸能生活60周年記念落語会」を開催予定。正座での高座復帰を目指しているという。

 前日の3日には、日本テレビ「笑点」(日曜後5・30)の収録で仕事復帰。この日放送された回では、欠席した木久扇の助っ人に息子の林家木久蔵(45)がおなじみの黄色い着物で登場。「父のピンチに駆けつけました!」とあいさつした。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月5日のニュース