トーテン大村 コンビ結成3年目で切り出した解散 藤田の「ハンパねえ」リアクションとは

[ 2021年5月21日 13:32 ]

トータルテンボス・藤田(左)と大村
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 人気漫才コンビのトータルテンボスが20日放送のABC「やすとものいたって真剣です」(木曜23時17分)に出演。結成3年目に訪れた「解散危機」について明かした。

 2人のコンビ結成は1997年。最初はコントに軸足を置いて活動していたものの、なかなか人気が出ない。収入も安定せず、当時ツッコミの藤田憲右(45)には、消費者金融に200万円ほどの借金があったという。ツッコミの大村朋宏(46)は「すぐにテレビに出られると思っていたのに出られないし、友達と飲みに行っても、おごってもらってばかりで情けなかった」と当時を振り返る。

 もともと大村が藤田を誘って進んだお笑いの道。責任を感じていた大村は結成3年目のある日、真面目な顔でこう切り出した。

 「お前の借金を一緒に返すのを手伝うから、もうお笑いをやめよう」

 意を決した「告白」だったのに、返ってきたリアクションは意外だった。「何言ってるんだよ。メチャクチャ楽しいじゃねえか」

 大村が「楽しいわけねえだろ。借金作って、友達におごってもらってばかりで情けなくねえのか」と聞いても、「いや、ありがてぇよ」と返答。藤田のあまりに楽観的な性格が、コンビ継続の「決め手」となった。

 「売れたら、(借金は)返せると思っていたので」と藤田は当時の心境を明かす。翌2001年にスタートするM―1に合わせ、2人は漫才へシフト。04、06年と決勝ラウンドに進み、ラストイヤーの07年には、サンドウィッチマンと最後まで優勝を争う2位に食い込んだ。テンポの良さと、斬新な言葉のチョイスで漫才界をリードする2人にも、紆余曲折の時があった。

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2021年5月21日のニュース