鬼滅が世界一に!煉獄杏寿郎の誕生日に興収500億突破、日本では前人未到の400億円目前

[ 2021年5月11日 05:30 ]

劇場版 「鬼滅の刃 無限列車編」の場面写真(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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 アニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が、9日までに2020年に公開された映画で全世界の興行収入が1位となったことが10日、分かった。米国の映画興収データサイト「ザ・ナンバーズ」によると、9日までの世界興収が4億7460万ドル(約516億円)に達し、昨年8月公開の中国映画「八佰」の4億7257万ドル(約514億円)を抜いた。これまで世界19の国と地域で公開され、韓国では13週連続で興収トップ5入りするなど、名実ともに世界的なヒットとなっている。

 「鬼滅の刃」は全米で4月23日に1600館で封切られ、3日間で興収約2100万ドルと米国で公開された外国語映画の歴代オープニング記録を達成。2週目には日本映画では99年「ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」以来となる米興行ランキング1位を獲得した。過去のテレビシリーズがネットフリックスで配信されているため、米国での知名度も高く、辛口で知られる映画批評サイト「ロッテントマト」の満足度も97%と抜群の評価。3週目に入っても上映館が初週比で500近く増えるなど、人気も上昇カーブを描いている。

 歴代興収記録を更新し続ける日本では、9日までで392億2000万円となり前人未到の400億円突破が目前に迫っている。10日はくしくも、人気キャラクターで映画でも重要な役割を担う鬼殺隊の炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)の誕生日という設定。当初はこの日から配布予定だった入場者プレゼントの煉獄バースデーカードも、東京など4都府県に緊急事態宣言が発令中のため延期に。記念の日に世界一とのダブル快挙とはならなかったが、こちらも時間の問題。映画の続編となる「遊郭編」も年内のテレビアニメ化が決まっており、鬼滅の炎はまだまだ燃え盛りそうだ。

 【「鬼滅」記録アラカルト】
 ▽初日(金曜日)興収 昨年10月16日だけで興収12億6800万円。19年「アベンジャーズ/エンドゲーム」の5億709万円を大幅に更新。
 ▽公開3日間興収 46億2300万円で歴代最高。昨年10月17、18日の土日だけで33億5000万円と14年「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」の16億2889万円の記録を塗り替える。
 ▽100億、200億、300億円突破 10日間、24日間、59日間といずれも史上最速。
 ▽コミック 昨年11月末発表のオリコンコミックランキング単巻別で、1~22巻が1~22位を独占。
 ▽歴代最高興収 昨年12月27日までに01年「千と千尋の神隠し」の316億8000万円を更新。公開72日のスピード達成。
 ▽主題歌 LiSAの「炎(ほむら)」が大ヒット。サブスクリプションの再生回数2億回突破。昨年の日本レコード大賞を受賞。

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