【今夜2月14日の青天を衝け】第1話 剛情っぱりの幼き栄一 罪人が送られてきた陣屋に忍び込もうと…

[ 2021年2月14日 08:00 ]

「青天を衝け」第1話。渋沢栄一(吉沢亮)(C)NHK
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 俳優の吉沢亮(27)が主演を務めるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・00)は14日、第1話「栄一、目覚める」が放送される。

 武蔵国血洗島村(現在の埼玉県深谷市)で養蚕と藍玉作りを営む農家の長男として生まれた栄一(子役・小林優仁)。人一倍おしゃべりの剛情っぱりで、いつも大人を困らせていた。ある日、罪人が藩の陣屋に送られてきたことを知った栄一は、近くに住むいとこの喜作(子役・石澤柊斗)らと忍び込もうとたくらむが…。一方、江戸では、次期将軍候補とすべく、水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人)の息子、七郎麻呂(笠松基生)を御三卿の一橋家に迎え入れる話が進んでいた。

 大河ドラマ60作目。大ヒットした2015年後期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏(48)が大河脚本に初挑戦するオリジナル作品。主人公は24年度上期に20年ぶりに刷新される新一万円札の顔としても注目され、「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一(1840―1931)。約500の企業の育成に関わり、約600もの社会公共事業に貢献。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補に2度選ばれた。

 幕末から明治へ。時代の大渦に翻弄され、挫折を繰り返しながらも、栄一が青天を衝(つ)くかのように高い志を持って未来を切り開く姿を描く。吉沢は大河初出演にして初主演。タイトルは若き栄一が藍玉を売るため信州に旅した時、険しい内山峡で詠んだ漢詩の一節から採った。

 語りは同局の守本奈実アナウンサー(40)、語り部は俳優の北大路欣也(77)。音楽は映画「ALWAYS 三丁目の夕日」、大河ドラマ「龍馬伝」、連続テレビ小説「カーネーション」などで知られる佐藤直紀氏(50)。

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