藤井2冠 年間賞金4500万円、デビュー4年間で1億円 ランキング4位

[ 2021年2月6日 05:30 ]

20年の年間賞金額が4554万円で4位となった藤井2冠
Photo By 代表撮影

 日本将棋連盟は5日、20年の獲得賞金・対局料ベスト10を発表した。初の1億円突破となった豊島将之竜王(30)=叡王との2冠=が1億645万円で2年連続2回目の1位。19年に初のトップ10入り(9位)を果たした藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=は4554万円で4位に食い込んだ。

 藤井は7月に棋聖、8月に王位を連続奪取。無冠から2冠に躍進し、10月には一般棋戦の銀河戦も初制覇するなど勝ちまくった。過去を振り返ると18年には2031万円(12位)、そして19年は2108万円を獲得。金額非公開だったプロ実質1年目の17年は29連勝の棋界新記録をマークしており、翌年の半額ほどの収入と想定すると、デビュー以降4年間で1億円近く稼いだ計算になる。

 今年は棋聖、王位の防衛戦を控え、さらに名人戦以外の5タイトル戦番勝負出場も虎視眈々(たんたん)と狙う位置にいる。昨年首位の豊島が獲得した1億円に手が届く可能性もある。

 高校を卒業する3月以降は2社との広告契約を締結。テレビCMなどに起用される予定で、盤外でも収入増が見込まれている。将棋の実力同様、収入のアップ率も無限大だ。

 【2020年獲得賞金・対局料ベスト10】
 (1)豊島将之竜王(叡王との2冠)1億645万円
 (2)渡辺 明王将(名人、棋王との3冠)8043万円
 (3)永瀬拓矢王座 4621万円
 (4)藤井聡太王位(棋聖との2冠)4554万円
 (5)広瀬章人八段 3241万円
 (6)羽生善治九段 2491万円
 (7)久保利明九段 2421万円
 (8)木村一基九段 2338万円
 (9)丸山忠久九段 1926万円
 (10)千田翔太七段 1692万円

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2021年2月6日のニュース