バービー 1週間足らずでクラブハウス利用をやめた理由に森会長の“女性蔑視”発言「ああはなりたくない」

[ 2021年2月6日 21:04 ]

「フォーリンラブ」のバービー
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 お笑いコンビ「フォーリンラブ」のバービー(36)が6日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「週末ノオト」(土曜後1・00)に生出演し、流行中の音声SNSアプリ「Clubhouse(クラブハウス)」の利用をやめた理由を明かした。

 先週末に「ちょっと時間が空いて始めた」ものの、「1週間たたずでやめちゃった」という。退会するには、本部に英文で申請しなければならず、現在は申請中と説明した。

 バービーはお笑いタレントという“表の顔”以外にも、「1人もの思いにふけりたい、湿り気のある37歳もいれば、テキーラをあおってインド人とクラブで踊り狂う37歳の自分もいる」と様々な表情があることを明かした。クラブハウスには、様々なテーマのトークルームが設けられているが、自分が参加したテーマによって、興味や思想に偏りが出てしまうことを懸念。「若い子たちの情報が入って来ないんじゃないか?とか、自分と反対の意見を受け入れないくらい、頭が凝り固まってしまうのではという恐怖がある」と思いを語った。

 そんな中、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)による、女性蔑視とも取れる発言の問題が浮上した。バービーにとって、これがクラブハウス退会の引き金になったようで、「そこで今週、話題になった森会長の謝罪会見。『私はああはなりたくない』ってなってしまった」と説明。「知らぬ間に自分の思考が凝り固まっていて、自分がいるポジションに気づけなくなったら嫌だなというのは、危険性として感じました」とも語った。

 クラブハウス自体については「危ないアプリだと言っているわけじゃないし、活用方法はたくさんある」とフォローした。一方で、利用方法によっては「もしかすると、社会の分断のきっかけになりかねない部分もちょっとあるのかなと感じた」と懸念を示した。

 アシスタントを務めたTBSの国山ハセン・アナウンサーは「自分でリスクマネジメントしないといけない。アメリカでもそういう議論が起きたみたい」と、昨年からサービスが始まっている米国でも議論の的になっていることを説明した。

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2021年2月6日のニュース