「麒麟がくる」長谷川博己 最終回は「衝撃」「集大成」本能寺炎上10分長回し「泣いたり叫んだり」

[ 2021年2月6日 14:45 ]

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主演を務める長谷川博己
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 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)の主演を務める俳優の長谷川博己(43)が6日、同局「土曜スタジオパーク」(土曜後1・50)に生出演。戦国最大のミステリーにして今作最大のクライマックス「本能寺の変」(天正10年、1582年)が描かれる最終回(第44話、7日)について語った。

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(75)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀(長谷川)を大河初の主役に据え、その謎めいた半生を描く。

 本能寺の変の撮影について、新しい織田信長像を生み出した俳優の染谷将太(28)が昨年12月に「凄かったです、現場は。凄かったです、それしか言えません」と語ったVTRを受け、長谷川は「光秀パート」と「信長パート」があると明かし「僕のところだけで言ったら、本能寺を前にして10分ぐらい、燃えるのを見ているシーンがあったんですけど、ずっと(カメラを)回してくれていたんですよね。その時、今までの信長との思い出が走馬灯のように浮かび上がってきて、もう泣いたり叫んだり、いろいろな感情が湧き上がりました。言いすぎちゃった、オレ(笑)。そこは(本編に)そんなに使われていないんですが、そういうこともありつつのシーンで」と撮影秘話を明かした。

 美濃時代の主君・斎藤道三(本木雅弘)の言葉「あの信長という男は面白いぞ。あの男から目を離すな。信長となら、そなたやれるやもしれぬ。大きな国をつくるのじゃ。誰も手出しのできぬ、大きな国を」(昨年5月3日、第16話「大きな国」)を胸に、信長と二人三脚で歩んできた光秀。「信長というのは、光秀にとって自分自身でもあるんですよね。そういう意味では、自分を殺めるつもりでいるところもあるというか。信長は自分の一部。それを本能寺でどういうふうに、ということなんですけど」

 最後に視聴者へのメッセージを問われ「本能寺の変まで光秀が苦悩し、大きな決断をするまで道のりが細かく描かれています。討たれる側の葛藤、それを見守る人々の姿。そういうものがすべて怒涛のように進んで、衝撃のクライマックスを迎えます。こうやって1年半以上やってくるとですね、作品自体がもの凄く熟成度を増している感じがします。キャスト・スタッフを含めた集大成がすべて最終回に残っていると思いますので、是非楽しみにしてください」と手応え。

 「本当にいろいろなことがありましたけれども、それも含めて余韻の残る素晴らしいラストになると思っております。明日で僕は明智光秀の荷から下りますけれども、皆さまには、どこかで僕を見た時に、明智光秀の幻影が見えたりしたら、うれしいなと思います。少しでも心に残っていただけたら、幸いです。本当にいろいろ、ありがとうございました。皆さまのおかげで、明日迎えられます」と感謝した。

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