元宝塚の峰さを理さんが甲状腺がんで死去 68歳 男役トップスターで女優としても活躍

[ 2021年1月31日 17:17 ]

峰さを理さん(1995年撮影)
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 元宝塚の男役トップスターで女優としても活躍した峰さを理(みね・さおり、本名・安田峰子=やすだ・みねこ)さんが30日、都内の病院で甲状腺がんのため亡くなった。68歳だった。通夜・葬儀は近親者で行う。

 関係者によると、昨年7月ごろに受けた検査で甲状腺がんと診断され、その後、肝臓や肺への転移が判明。29日に呼吸困難となり、息を引き取った。出身地の福井県敦賀市に住む従兄弟の安田泰三さん(72)は「2月にライブをやると案内が来たので楽しみにしていた。まだ若いのに残念です」と話した。

 峰さんは、福井県立敦賀高校2年時に退学して宝塚音楽学校入り。1972年に歌劇団に入団し初舞台。高い演技力、歌唱力が評価され83年に星組トップスターに就き、正統派の男役として人気を博した。62年の退団後は女優に転身。2014年には宝塚の100周年に創立された「宝塚歌劇の殿堂」入りを果たしていた。

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2021年1月31日のニュース