岡田晴恵教授 都のコロナ感染者「なかなか落ちてこない」理由を解説

[ 2020年12月21日 16:55 ]

岡田晴恵氏
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 白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授(57)が21日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にリモート出演。東京都で新型コロナウイルスの感染者が新たに392人報告されたことに言及した。

 都内は感染状況が深刻度を増し、20日には月ごとの陽性者数が初めて1万人を超えた。21日の392人は月曜としては過去最多。MCの宮根誠司アナ(57)に「検査数が上がっていることもあると思いますが、岡田先生、なかなか数字が落ちてきません」と聞かれると、岡田氏は「なかなか落ちてこないでしょうね。これから本格的な冬になり、今週あたりからぐっと冷えてくるでしょう。乾燥と低温で(空気中に漂う)エアロゾルが起きやすくなる。換気をしっかりしない限り、感染を抑えることはなかなかできません」と答えた。

 宮根アナが「夏場より会食の場で飛ぶ飛沫の距離が伸びて広範囲になるということなんですか」と質問すると「(冬場は)距離が伸びて、空間に漂うので(ウイルスを)吸い込みやすくなる。夏場には問題なかった感染対策では通用しない。なおかつ冬で寒いので換気がしづらくなる。換気を励行しないと感染伝播が起こりやすくなります。そのため呼吸器感染症は冬に伝染りやすい」とコメントした。

 岡田氏は医療現場が逼迫していることに「医療現場に対しての最大の支援は、私たちがかからないこと。感染者を増やさないこと。かかってしまっても、それは被害者・加害者ということではない。かからないように努力することが大切です」と感染対策の徹底を呼び掛けた。

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2020年12月21日のニュース