志らく 漫才についての持論展開「固定概念で語るのは危険」 ダウンタウンの凄さもつづる

[ 2020年12月21日 20:43 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(57)が21日、自身のツイッターを更新し、漫才についての持論を展開。「固定概念で語るのは危険だ」とつづった。

 志らくは「落語もそうだが「形」にこだわりすぎると崩壊が始まる。形ではない。談志の言葉『江戸の風を感じるものが落語だ』。いくら着物を着て座布団に座って古典落語を演じても江戸の風を感じなければそれは落語ではない。落語もどき。漫才も同じ。形にこだわって本質を語るのを忘れている。漫才は何の風なのか」「印象派の巨匠モネも『日の出』を展覧会に出展したらこんなボヤけた絵なんぞ絵画として認められない、印象でしか描けてないと評論家に酷評された。それが印象派のスタートだ。それがやがて絵画の王道になった。だから漫才も固定概念で語るのは危険だ」としたもの。さらに「ダウンタウンの漫才こそが漫才だと言う人がいる。しかしダウンタウンの漫才を初めて見た横山やすしさんがこんなもん漫才やない、チンピラの立ち話やと酷評した。しかし今ではダウンタウンこそが現代の漫才のスタイルになった。ダウンタウンの中にいとしこいしの風が吹いている。だから凄い漫才なのだ」と続けた。

 志らくは前夜の「M―1グランプリ2020」で審査員を務め、ファイナルラウンドでマヂカルラブリーに投票。この日TBS「グッとラック!」(月~金前8・00)に出演した際には「あれだけしゃべらないで笑いをとるというのは、漫才を超えた喜劇」とボケの野田クリスタル(34)を絶賛。また、「私が『喜劇』と言ってしまったから、“M―1は漫才じゃないのか?”“喜劇はコントじゃないのか?”という意見が出ているけど、でも、明らかに村上さんのツッコミの間は漫才。胸を張って漫才と言っていいんじゃないでしょうか」と語っていた。

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2020年12月21日のニュース