久野綾希子　90歳でも舞台に、「ローマの休日」年末年始公演へ喜びと決意語る

笑顔でポーズを決める久野綾希子（撮影・小海途　良幹）
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　女優の久野綾希子（70）がミュージカル「ローマの休日」の年末年始公演に向けて「舞台に立てる喜びをかみしめたい」と抱負を語った。

　予定していた舞台やライブが、新型コロナ感染拡大の影響で次々に中止になった一年。自宅でレッスンに励みながら舞台の再開を待ったが「目標を失い、どう過ごせばいいか分からないまま毎日が過ぎました。その中で私は歌い続けるしかないと実感しました」と振り返った。それだけに10月の東京・帝国劇場公演でステージに立った時の喜びは格別だった。「初日を迎えた時、そして無事に千秋楽を迎えた時の感動は忘れられない。奇跡だったとしか思えない」と笑顔を見せた。

　19日からの名古屋公演を経て、来年元日から博多公演を控える。元日から仕事をするのは50年近くのキャリアでも初めて。今年古希を迎えたが「外国では車イスで歌う女優さんがいらっしゃった。私も80、90歳で舞台に立っていられたら」と意気軒高。そして「みんながコロナを気にしないで舞台やライブを楽しめる時が早く来てほしい」と祈った。