「少女歌劇団ミモザーヌ」お披露目 1日7時間猛練習経て…見事なバク転、バク宙披露

[ 2020年11月15日 15:52 ]

広井王子氏が総合演出した「少女歌劇団ミモザーヌ」がお披露目ショーケースを開催
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 マルチクリエイターの広井王子氏(66)が総合演出した「少女歌劇団プロジェクト」から誕生したグループ「少女歌劇団ミモザーヌ」が15日、大阪・ミナミの「YESシアター」(大阪市中央区)でお披露目ショーケース(新曲披露会)を開催。広井氏は「アクロバットを取り入れた新しい令和のレビューを作りたい」と意気込みを語った。

 「少女歌劇団ミモザーヌ」は、第1期メンバーが応募総数736人から選出された11~19歳の少女14人と、第2期の9人の計23人で結成。メンバーは20歳の誕生日限りで退団となる。

 この日は研究生のたぐちえみる(14)が欠席して22人が登場。「ありがとうございます」「ミモザのように」など5曲を披露。バク転、バク宙など激しい動きも取り入れ、舞台上を所狭しと動き回った。

 結成して1年半、徹底的に基礎練習をこなしてきた。新型コロナ禍でデビューも伸びたが「基礎が一番大切だと思った。1年半は長かったけどその分、基礎(練習)を長くやれました」とすずきみあい(15)。一番小柄で、見事なバク転を披露したみやはらにこ(12)は「楽しかったです」と目を輝かせた。

 土、日曜、合宿中は1日7時間の練習。平日もリモートで自主練習に励んできた。「昨春はレベルが低く、辞めようかと思った」と広井氏。だが、個性を伸ばし、ミーティングを繰り返し、個人ノートを作って、コミュニケーションを図った。基礎練習の大切さも説いた。そのおかげで現在では「全13曲、75分間のレビューができるようになった」と広井氏も手応えを口にした。

 当面は大阪を拠点に活動。12月30日には第1回公演「Begin~始まりの歌~」のオンライン配信でデビューすることも決まった。男役も3人起用。英語、中国語に堪能なメンバーもいるため、吉本としては「グローバルに展開できれば」と世界進出をもくろんでいる。

 グループ名「少女歌劇団ミモザーヌ」は花の「ミモザ」が由来。ミモザの花言葉は「友情」「優雅」「感謝」で、小さな丸い花びらが集まって可憐に咲くミモザを、歌劇団の名にふさわしい花として選んだ。

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2020年11月15日のニュース