藤井王位「上座に座って」地位の重み実感 第61期王位就位式

[ 2020年11月13日 05:30 ]

王位杯を授与され、笑顔を見せる藤井聡太王位(代表撮影)
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 将棋の第61期王位就位式が12日夜、東京都内で行われ、藤井聡太王位(18)=棋聖との2冠=に就位状、王位杯が授与された。前日11日には大阪市の関西将棋会館で指された順位戦B級2組7回戦で北浜健介八段(44)を下したばかり。終局は午後10時50分で、順位戦らしく半日を超える激闘から一夜明けたばかりだったが「私にとって(王位戦7番勝負は)初めての2日制。一局指すたびに新しい発見があったと感じています。この経験を来期に生かせるように精進してまいりたいと思います」と爽やかに謝辞を述べた。

 式後の会見では「(戴冠後)対局で何度か上座に座ることになり、地位の重みを感じています」と心境を明かし、現在2勝3敗と苦闘中の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグについては「まだまだ実力をつけなければいけないと日々実感しているところです」と話した。

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2020年11月13日のニュース