佐藤天彦九段が初勝利 木村九段を寄せきる 王将挑戦者決定リーグ 

[ 2020年10月27日 05:30 ]

第70期王将戦 挑戦者決定リーグ

勝利した佐藤九段(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負で渡辺明王将(36)の対戦相手を決める挑戦者決定リーグは26日、東京都渋谷区の将棋会館で2局を行った。

 佐藤天彦九段(32)が木村一基九段(47)を92手で下し、4戦目でリーグ初勝利を挙げた。佐藤は3連敗の時点ですでに挑戦者争いからは脱落。29日の次戦は藤井と対局で「上り調子の人。積極的に、意欲的に指したい」と語った。木村も3連敗で挑戦者になる可能性はゼロに。横歩取りの戦型で始まり、中盤から防戦一方。“千駄ケ谷の受け師”らしく粘りを見せたが最後は佐藤の寄せに屈した。残る3戦は来年度の挑戦者決定リーグへの残留を目指す戦いとなる。「強い相手ばかり。一生懸命指したい」と前を向いた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年10月27日のニュース