「麒麟がくる」芦田愛菜 9年ぶり大河出演!明智光秀の娘・細川ガラシャ役に喜び「私の憧れ」

[ 2020年10月16日 14:01 ]

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」にレギュラー出演、細川ガラシャ役を演じることが決まった芦田愛菜
Photo By 提供写真

 NHKは16日、俳優の長谷川博己(43)が主演を務める大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)の新キャスト8人を発表。女優の芦田愛菜(16)が「細川ガラシャ」の名で知られる主人公・明智光秀(長谷川)の次女・たま役を演じることが決まった。芦田の大河ドラマ出演は、6歳の時に茶々(のちの淀君)の幼少期などを演じた2011年「江~姫たちの戦国~」以来、9年ぶり。今月初旬にクランクインし「戦国時代の女性の中で私の憧れでした」と意気込んでいる。

 芦田が演じるたまは光秀の娘で、長女・岸の妹。天真爛漫な性格で、光秀の心の支えとなる美しき少女。広く知られているガラシャは洗礼名で、戦国時代の悲運の美女。細川藤孝(眞島秀和)の嫡男・細川忠興(望月歩)と結婚後にキリシタンとなるが、時代が平穏な生活を許さず悲劇的な最期を迎える。その生きざまだけでなく美人だったといわれることから、多くの女優が演じることを憧れる役。

 芦田は同局を通じてコメントを発表。「今回演じさせていただくたまは、戦国時代の女性の中で私の憧れでした。初めて彼女のことを知った時、自らの散り際をわきまえた、とても潔い最期に意思の強さを感じ、心惹かれたことを覚えています。そんなたまを演じられると聞いた時は、心からうれしく思いました」と喜び。「芯を強く持ち、そしてどんなことがあっても、大好きな父・光秀を慕い、優しく、温かく支える存在として、精いっぱい演じることができれば、と思っております」と張り切っている。

 他に石橋蓮司(79)が老公卿・三条西実澄、石橋凌(64)が武田信玄、銀粉蝶が羽柴秀吉(佐々木蔵之介)の母・なか、須賀貴匡(42)が美濃の武士・斎藤利三、加藤清史郎(19)が正親町帝(坂東玉三郎)の子・誠仁親王、「HiHi Jets」の井上瑞稀(19)が織田信長(染谷将太)の長男・織田信忠、望月歩(20)が細川忠興を演じる。

 ドラマは今月18日放送の第28話から新章「京~伏魔殿編」に突入する。

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 新型コロナウイルスの影響により、撮影は4月1日から一時中止し、6月30日に約3カ月ぶりに再開。放送は6月7日の第21話をもって一時休止し、8月30日に約3カ月ぶりに再開した。

続きを表示

この記事のフォト

2020年10月16日のニュース