尾藤イサオ&中尾ミエ、映画初共演! 60年以上親交で息ぴったり、長年連れ添った夫婦役

[ 2020年9月8日 06:00 ]

映画「感謝離 ずっと一緒に」でダブル出演を務める尾藤イサオ(左)と中尾ミエ
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 俳優の尾藤イサオ(76)と女優の中尾ミエ(74)が映画「感謝離 ずっと一緒に」(11月6日公開、監督小沼雄一)にダブル主演する。2人は60年以上親交があるが、映画の共演は意外にも今回が初めて。長年連れ添った夫婦を演じる。

 原作は同名のエッセーで、感謝離(かんしゃり)は「愛する者の遺品に感謝しながら整理すること」を表す造語。映画では妻に先立たれた夫が“感謝離”する姿と、おしどり夫婦の人生が描かれる。

 尾藤と中尾は1962年にデビューした同期。プライベートでも家族ぐるみの親交があり、撮影でも息はぴったり。夫婦漫才のような掛け合いを見せ、笑いの絶えない現場になったという。

 尾藤は「夫婦役は神様からのプレゼントのよう」と大喜び。中尾は「初めて台本を読んだとき涙が止まりませんでしたが最後にはすがすがしい気持ちになりました」と振り返り「皆さまもご覧になって、一日も早くその気持ちになってください」と呼び掛けた。

 ▽「感謝離 ずっと一緒に」 今年3月に単行本化。2019年5月に新聞に投稿された河崎啓一さん(当時89歳)のエッセー「感謝離 ずっと夫婦」が反響を呼んだことをきっかけに発行された。62年連れ添った妻の遺品を整理するときの心情をつづる内容。

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2020年9月8日のニュース