小籔千豊、中小企業の危機に言及「こういう現実を見るのは胸が苦しい」

[ 2020年9月8日 22:57 ]

小籔千豊
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 お笑い芸人の小籔千豊(46)が8日、レギュラー出演するABEMA「AbemaPrime」(月曜後9・00)で、コロナ禍であえぐ中小企業について持論を展開した。

 日本経済の中核を成す中小企業。コロナの影響で倒産した企業はこの日までに500件にも及び、廃業の危機にある企業はなんと27万社にも上っているという。また、内閣府が発表した4~6月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動を除く実質で前期比7・9%減、このペースが1年間続くと仮定した年率換算で28・1%減。リーマンショックをも超える過去最大の落ち込みを記録している。

 小藪はこのような惨状になったことに対し「失業率が2%上がったら2300人でしたか、自殺が増えるなんていうデータを2月、3月の時に見たので…コロナだけ(感染しないように身を)守ったらいいのか、日本国民全員の命を守ったらいいのか、っていうことを考えたら…ここ半年やってきたことには賛成ではないので、こういう現実を見るのは胸が苦しい」と、正直な胸の内を吐露した。

 また、中小企業を救済するために税金が投入されることについては「その負担は僕らの子供とか孫らが払っていくので…そう(税金の投入を)判断した人が無傷でのうのうと生きているんかな、と思うと腹立たしいなと思いますけど」とポツリ。苦難を先送りにしてしまっている事実について、らしさ全開の言葉で斬って見せた。

 ただ「中小企業なんて日本の礎(いしずえ)みたいなもんですから、誰か救ってもらいたいなとは思います」と、中小企業を全力でサポートすべきであると主張。「税金投入とか何でもいいですから」と、方法はどうあれ、現在の危機的状況は回避すべきとしていた。

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2020年9月8日のニュース