コウテイが優勝 賞金100万円獲得 九条ジョー号泣、下田真生は絶叫 ABCお笑いグランプリ決勝

[ 2020年7月12日 17:26 ]

第41回ABCお笑いグランプリで優勝したお笑いコンビ「コウテイ」の下田真生(左)と九条ジョー=12日午後、大阪市(朝日放送テレビ提供)
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 ダウンタウン、ナインティナインら人気者を多数輩出してきた若手お笑い芸人の登竜門「第41回ABCお笑いグランプリ」の決勝が開催され、コウテイが優勝。ツッコミの九条ジョー(26)は「MKです。めっちゃ気持ちいい」と号泣。ボケの下田真生(27)は優勝賞金100万円を手にし「これ~。やった~」と絶叫した。

 予選には芸歴10年以内の480組がエントリー。無観客での動画審査によって56組が最終予選を戦い、決勝に12組が残った。決勝ファーストSではオズワルド、コウテイ、フタリシズカが各ブロックの1位となりファイナルSに進出。コウテイが666点を挙げた。2位・オズワルドは654点、3位・フタリシズカは635点だった。

 「コウテイ」は大阪NSC35期生で、13年4月にコンビ結成。16年3月に1度は解散したが同年10月に再結成した。年に1度だけ2人で食事をともにして「今後」を相談するそうで、昨年末「賞レースをABCお笑いグランプリに絞ろう」と決め、2年連続2度目の出場で初の賞レース制覇。ファイナルSでは「謎の2人の怪盗」のコントを披露した。

 優勝賞金の使い道について下田は「全部ギャンブルに使います」。九条は「あごの手術をするために貸してくれたアキナの山名さんとミキの亜生さんに返します。それと母に」と正反対の使い道を明かした。「漫才、コントに限らず面白いことを2人で続けたい」と九条。次の目標を「M―1」か「キングオブコント」に見据える。

 優勝直後の特番では、MCの霜降り明星・粗品(27)が仲のいい下田の優勝に涙。下田から「アニ~。泣いたら、オレも泣くやん」と言われ、下田も粗品とともに号泣した。

 決勝には、オズワルド、からし蓮根、カベポスター、コウテイ、さや香、世間知らズ、そいつどいつ、滝音、チェリー大作戦、ビスケットブラザーズ、フタリシズカ、ベルサイユの12組が登場した。

 この大会は1980~88年は「ABC漫才・落語新人コンクール」、89年~2011年まで「ABCお笑い新人グランプリ」として実施。12年からデビュー10年以内の全国の芸人対象の大会となった。毎年1月に開催されていたが、「M―1グランプリ」が12月に開催されるため、16年から夏の大会に変更となった。

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2020年7月12日のニュース