ハロプロアイドル集結!1000人動員で東京公演 モー娘・譜久村「ウルってきた」客席は声援自粛で拍手

[ 2020年7月12日 20:30 ]

ソロ歌唱するモーニング娘。’20の譜久村聖
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 ハロー!プロジェクトのアイドルグループが集結したコンサートツアーの東京公演が12日、中野サンプラザで行われた。

 新型コロナウイルスの感染拡大後、アイドルによる1000人規模の大きな公演は初めて。「モーニング娘。’20」や「アンジュルム」など5組、計52人が出演し、3チームに分かれて午前、午後、夜と3公演を開催。客席の間隔を開けるため2200人を収容可能な同会場に半分以下の1000人動員した。

 ステージも従来とは違い、大人数でアップテンポなナンバーを歌って踊るスタイルではなく、メンバーが次々とソロで名曲をカバーしていった。平井堅の「僕は君に恋をする」を歌ったモー娘の譜久村聖(23)は「人生で一番ってぐらい緊張しました」と感想。「開演してホールに出て行った時は素直にコンサートができるのがうれしいって気持ちで、皆さんの顔見てウルってきました」と客前に立てた喜びを語った。

 ツアーは前日11日の同所公演が初日。カバーされる52曲は事前に公式サイトで発表されており、誰が何を歌うのか当日までのお楽しみとなっている。コンサートの1曲目ではチーム全員でAKB48の「365日の紙飛行機」をカバーし、事前告知のないサプライズで観客を驚かせた。

 観客は客席で立ち上がることなく、声を出しての声援も自粛。1000人はサイリウムを振り、1曲ごとに惜しみない拍手を送った。

 ツアーは8月30日の愛知公演まで全33公演を予定している。熱烈なファンが多いハロプロがコロナ禍で開く今回のコンサートは、ほかのアイドルグループだけでなく、公演再開を模索する音楽界全体に大きな影響を及ぼしそうだ。

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