漫画家・小坂泰之氏 九州南部の豪雨で被災「放課後ていぼう日誌」休載へ「執筆を継続できる状況ではない」

[ 2020年7月6日 15:40 ]

 秋田書店は6日、月刊青年漫画誌「ヤングチャンピオン烈」(毎月第3火曜発売)で、熊本県芦北町を舞台とし、アニメ化もされた「放課後ていぼう日誌」を連載している漫画家・小坂泰之氏が九州南部の豪雨で被災したため、7月21日発売号から同作を休載すると発表した。小坂氏にケガはないものの「執筆を継続できる状況ではないため」としている。

 「ヤングチャンピオン烈」の公式ツイッターは「このたびの九州南部の豪雨で小坂泰之先生も被災されました。ケガはありませんが、執筆を継続できる状況ではないため、ヤングチャンピオン烈No.8(7/21発売)より休載させていただきます」と報告。読者の皆様には申し訳ありませんが、再開までしばしお待ちください」と呼び掛けた。

 「秋田書店を代表し、このたびの九州南部の豪雨で被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。『放課後ていぼう日誌』は南九州の美しい自然や人々に並々ならぬご協力を頂いて描かれています。いまだ心配な状況が続いておりますが、1日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます」とお見舞いコメントも発表した。

 連載は2017年にスタートし、コミックスは第6巻まで発売。関東から九州の田舎に引っ越してきた高校1年生の鶴木陽渚(つるぎ・ひな)が「ていぼう部」に入部。釣りの奥深さに目覚める姿を描く。今年4月にアニメ化された。

 漫画の公式ツイッターも「テレビアニメ『放課後ていぼう日誌』は、芦北町の方々に取材などのご協力を頂き、美しい風景を描くことができています」と感謝。「この度の豪雨により芦北町をはじめ、各地で被害に遭われた方やそのご家族にお見舞い申し上げますと共に、引き続き降雨による災害にお気を付けください」と注意喚起した。

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2020年7月6日のニュース