松井玲奈 「エール」再開後に「苦しさの中で活路を見つけていくところを見ていただけたら」

[ 2020年7月6日 13:00 ]

NHK連続テレビ小説「エール」で関内吟を演じる松井玲奈(C)NHK
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 【牧 元一の孤人焦点】6日からNHK連続テレビ小説「エール」再放送の解説(副音声)を担当している女優の松井玲奈がこのコラムを通じ、全国の視聴者に「再放送を見て本編の再開を楽しみにしていただけたらうれしいです」と語りかけた。

 解説はヒロインの音(二階堂ふみ)の姉・吟としての出演。6日の再放送の冒頭、幼少期の音(子役・清水香帆)が父(光石研)とだんごを食べる場面で「あ、串だんご食べとる」と三河弁をまじえながら解説をスタートした。

 印象的なのは、語りに笑いを織り交ぜるケース。音が教会で聖歌隊を見て感化される場面で、まず少し笑った上で「あ、音のこの顔!これはやられちゃっとるわ、聖歌隊に」と説明。音が家の仕事場から追い払われて不機嫌そうに歩く場面では「音のふくれっ面!見ない日はないわ」と語って笑った。本人がドラマを見て楽しんでいる様子が伝わって来て、視聴者もより感情移入できる雰囲気の解説になっている。

 松井は「キャラクターとして副音声を収録するのは初めての経験。私の地元(愛知県豊橋市)の言葉でもある三河弁を交えながら楽しく声を入れさせていただきました」と語る。

 ドラマで演じている吟は三姉妹の長女で、幼少期から次女の音との姉妹げんかが多発。成長してからは常々、すてきな男性と巡り合って幸せな家庭を築きたいと願っていたが、ドラマ休止前に軍人の男性との結婚を果たしている。

 松井は役柄に関して「少しだけおせっかいなところが、愛すべきところだなと思っています。妹たちはそれぞれ個性的で、平凡さに悩む彼女でしたが、夢であった結婚ができました。でも、彼女には思うところもあって…。そこはこれから描かれていくのですが、吟も1人の女性として息苦しさも感じながら、当時の時代になじんでいかなければいけないのかなと感じています」と話す。

 今後、物語は戦争の時代へと突入してゆく。主人公の裕一(窪田正孝)と音は激動の中を生きることになり、軍人の夫を持つ吟も大きな変化を強いられる。

 松井は「人々の信じるものが波のように変わっていくので、吟自身も軍人の妻として、1人の女性として考え、揺れることが多くなります。何を信じなければいけないのか、苦しさの中で活路を見つけていくところを見ていただけたらと思います」と話す。

 ドラマ再開後にどんな熱い芝居が見られるのか…。今は副音声の個性豊かな解説を楽しみ、その日を待つことにしよう。

 ◆牧 元一(まき・もとかず)1963年、東京生まれ。編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴約30年。現在は主にテレビやラジオを担当。

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