「エール」元殿さまキングス・宮路オサムが朝ドラ初出演 歌声披露!ネット驚き「なみだの操」彷彿台詞

[ 2020年6月25日 08:15 ]

連続テレビ小説「エール」第64話。朝ドラ初出演を果たし、歌声を披露した元「殿さまキングス」の宮路オサム(C)NHK
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 1973年の大ヒット曲「なみだの操」などで知られ、90年に解散した音楽グループ「殿さまキングス」のボーカルで歌手の宮路オサム(73)が25日に放送されたNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)第64話に登場。50年以上の芸歴を誇るが、朝ドラ初出演を果たした。山崎育三郎(34)古川雄大(ゆうた=32)らミュージカル俳優の美声が話題だが、宮路の歌声もインターネット上で反響を呼んだ。

 俳優の窪田正孝(31)が主演を務める朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶりとなる。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

 第64話は、コロンブスレコードの「専属新人歌手募集」オーディションに向け、プリンス久志(山崎育三郎)とスター御手洗(古川雄大)は他のライバルがいることも忘れてライバル心を燃やしていた。合格者は1人だけ。裕一(窪田)は久志が、音(二階堂)は御手洗先生が受かることを願っていたが、最終的には2人が悔いのない戦いができるよう精いっぱい応援しようと考えていた。そして、オーディション当日…という展開。

 TBS「水戸黄門」などに出演したことがある宮路だが、今回がNHKドラマ初出演。オーディション参加者の1人、林喜一を演じた。林は幼少期から街頭演歌歌師だった父の活動に参加。現在は街頭演歌歌師として活動している。

 林「73歳です。皆さまのおそばに置いてほしいんです」

 ディレクター・廿日市(古田新太)「73歳って。23歳って(履歴書に)書いていますよ」

 宮路は1929年(昭4)に発売された日本の映画主題歌第1号「東京行進曲」(作詞・西條八十、作曲・中山晋平)を披露。セリフは「なみだの操」の歌詞「おそばに置いてほしいのよ」のオマージュとみられる。

 「殿さまキングス」は1967年結成。「なみだの操」は300万枚近い大ヒットとなり、74年度オリコン年間シングルランキング1位。フジテレビのアニメ「ちびまる子ちゃん」においては、主人公・まる子が祖父・友蔵に「なみだの操」のレコードを買ってもらい、喜ぶシーンがある。

 SNS上には「それにしても『なみだの操』の宮路オサムさん登場には度肝抜かれたわ!」「まさかの宮路オサムさん!殿キン!なみだの操!ゲスト豪華すぎて」「オーディションシーン、力が入っていて見応えがあった。宮路オサム氏が出てきたのにはビックリ。セリフもご本人に寄せていたねw」などの書き込みが相次いだ。

 直後の同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)の“朝ドラ受け”。博多華丸(50)も「あのおじいちゃん、誰か分かりました?『殿さまキングス』の宮路オサムさん。調べたら、宮路さんだったんですよ」と語った。

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