「エール」久志子役・山口太幹「長台詞に自信」ネットも驚き「立て板に水」“未来の竹内涼真”だ

[ 2020年6月17日 08:15 ]

「エール」山口太幹インタビュー

連続テレビ小説「エール」第58話に再登場した山口太幹(左)(C)NHK
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 俳優の窪田正孝(31)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の序盤は個性あふれる子役たちが彩った。主人公・古山裕一(窪田)の幼なじみ・佐藤久志(山崎育三郎)の幼少期を演じた山口太幹(たいき=10)が17日に放送された第58話に再登場。大人びた言動をクールに好演し、またも存在感を示した。「久志のセリフは比較的長めなのですが、セリフを覚えるのが好きなので、長台詞には自信があります」と大人顔負けの山口にインタビュー。久志にスポットが当たる来週第13週(6月22~26日)も注目される。

 朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶりとなる。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

 子役オーディションは昨年5~6月に実施。書類審査を通過した男女約200人の中から1~3次審査を行い、裕一役に石田星空(11)、音役に清水香帆(11)、久志役に山口らが選ばれた。

 山口が演じる佐藤久志は、裕一の小学校の同級生。のちに東京の音楽学校を卒業し、歌手に。裕一、作詞家の村野鉄男(中村蒼)とともに「福島三羽ガラス」と呼ばれる。父が県議会議員という裕福な家の息子。小学時代は「存在感はあるのに、気配を消すのは得意なんだ」。モデルとなったのは、戦時歌謡から「イヨマンテの夜」などの歌謡曲で知られる歌手・伊藤久男氏。実際に古関裕而氏の親友だった。

 山口は今回、テレビドラマ初出演。「凄くうれしかったです」と喜びながらも、収録参加には地元の宮崎県から東京へ1人移動の必要があり「最初は少し不安な気持ちでいました」。それも「現場に入ると、共演者の方やスタッフの皆さんが仲よくしてくださって、緊張もいつの間にか解け、とても楽しい時間を過ごすことができました」と振り返った。

 国民的ドラマ枠だけに「僕のおじいちゃんとおばあちゃんは、もともと朝ドラが大好きなので、僕が出演した回を見て『わあ、すごいじゃん!』と喜んでくれました。地元の友達もみんな応援してくれて、うれしかったです」と反響も大きかった。

 役作りは「久志は普段からクールな性格ですが、実際の僕の性格とは全く違うので、そこは苦労しました。演じる上では、クールにするところは振り切ってクールにして、大人びた子どもに見えるように心掛けて演じました」と苦心も。しかし「楽しかったことは、セリフ覚えです。僕はセリフを覚えるのが得意なので、いつも楽しい時間だなと思っています。久志のセリフは比較的長めなのですが、セリフを覚えるのが好きなので、長台詞には自信があります。セリフを覚える時は、1人で集中して覚える時もあれば、お母さんや家族に協力してもらって覚える時もあります」と明かした。

 第58話はオムニバス形式の“スピンオフ”「古本屋の恋」。喫茶「バンブー」の保(野間口徹)恵(仲里依紗)夫妻の物語。10年ほど前、保は亡き両親の跡を継ぎ、神田の古本屋を営んでいた。人付き合いが苦手で、外にも出たがらない保だったが、ある日、客として店を訪れた恵と会話をしてから、彼女が現れる木曜日が心待ちに。古本屋の常連客・木下(井上順)が親戚の子を連れてくるが、実は幼い久志(山口)だった。そして、久志が保と恵のキューピッドになる…という展開。

 久志は「こんにちは、佐藤久志です。保(野間口)さんの状況は、おじさん(井上)から聞きました。楽しいのに進展しない時間が続くと、女性は男性を恋愛対象から友達へと認識を変えてしまいます。早く勝負をかけた方がいいと思います」「ある本に書いてありました。人は行動することで自分を変えられると。言い換えれば、人は考えていても自分を変えることはできないということです。すべては行動です。まずは食事に誘ってみましょう」などと恋愛指南。山口は見事に長台詞をこなした。

 インターネット上には「もうNHKの子役発掘、キャスティング能力に脱帽だわよ」「この子を久志にキャスティングしたのが一番のミラクルではないかと思ってしまう」「山口太幹君、大人を食う好演に拍手」「久志少年時代の子役が凄い。よくこんな子どもとは思えないセリフを覚えられるな」「久志の子役君、長台詞を立て板に水のごとしで、賢いねぇ」などと驚きの声が上がった。

 特に印象に残るのは第4話(4月2日)。小川の石に腰掛け、藤堂先生(森山直太朗)から出された作曲の宿題に悩む裕一にアドバイスを送るシーン。

 「(吉田照幸)監督に呼ばれた時、ちょうど監督の真後ろで待っていたら、監督が『どこ行ったんだ、久志』と慌てていて。その後、真後ろに立っていることに気付いた監督が『さすが、久志だね』と言ってくれました(笑)。劇中の久志は気配を消すのが得意なので、自然と行動したことが役とリンクしていて、何だかうれしかったのを覚えています」

 第62話(6月23日)に再登場。久志が裕一と出会う前、現在の久志が音楽の道に進むきっかけが明らかになる。「父の再婚相手になじめずにいる久志の葛藤や、実の母への切ない思いが描かれます。普段のクールな久志と違って、感情を思い切り出して演じました。泣くシーンもあり、凄く難しかったです。久志は藤堂先生との出会いによって、大きな転換期を迎えます。藤堂先生とは一緒に歌うシーンもあるので、是非注目してほしいです」とアピールした。

 俳優の竹内涼真(27)が主演を務めた2014~15年「仮面ライダードライブ」を見て「演技を始めようと思いました。そこから事務所に入って、5年間頑張ってきました」。女優の広瀬アリス(25)が主演を務めた映画「巫女っちゃけん。」(監督グ・スーヨン、17年製作・18年公開)に準主演し、俳優デビュー。今や「台本が配られて読んだ時に、自分はどういう役で、どんなふうに演じていけばいいのかを自分で考えて探るところがおもしろいです。台本をもらう時は緊張もしますが、やっぱりワクワクしますし、早く演じたいなと思います」と“演じること”に魅了されている。

 目標の俳優は、もちろん竹内。朝ドラを機に、大きく羽ばたきそうだ。

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