富川アナ「報ステ」6・4復帰 「初心に戻って」自らフィールドリポーター兼務希望

[ 2020年5月30日 05:30 ]

テレビ朝日 富川悠太アナウンサー
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 テレビ朝日は29日、新型コロナウイルスに感染し療養中の富川悠太アナウンサー(43)が「報道ステーション」に来月4日の放送から復帰すると発表した。4月9日まで番組に出演していたが、感染が判明して入院。4月21日に退院後も出演を見合わせ、自宅療養を続けていた。番組出演は56日ぶりとなる。

 療養前は月~木曜まで週4日のメインキャスターを務めていたが、復帰後は当面、木曜と金曜のキャスターを担当。月曜から水曜までは自身の強い希望で、2016年のキャスター就任前まで務めていた、現場取材と報告を行う「フィールドリポーター」となる。「初心に戻って、ニュースに地道に向き合いたいと考えた」と局を通じてコメントした。

 4月12日にPCR検査陽性と診断され入院。前週に発熱があったが平熱に戻ったとして、4月6~9日は番組に出演を続けた。番組からはその後、フリーの赤江珠緒アナウンサー(45)の夫らスタッフ4人の感染が判明。さらに赤江アナも陽性となった。富川アナには「体調不良と分かっていながら仕事をしたのか」などと批判が上がっていた。

 富川アナは「視聴者の皆さまから電話やメールで頂いたお叱りの言葉を、これからの仕事に必ず生かしてまいります」とした。

 局関係者によると、フィールドキャスターへの“復帰”は本人が局上層部や医師と話し合いを重ね、富川アナが反省と意気込みの表れとして「どうしても」と申し出たという。局側からは体調面に加え、批判の渦中にあった富川アナを現場に出すことに心配の声も出たというが、最終的には本人の希望を尊重する形になった。

 なお、6月1日以降、万一の事態を避けるため、キャスターを分離し2班体制をとる。月~水曜は小木逸平アナウンサー(46)が、元々富川アナとコンビだったフリーの徳永有美アナ(44)と担当。富川アナは森川夕貴アナ(26)とコンビを組む。

 ◆これまでの経過
 ▼4月3日 富川アナ発熱
 ▼同6~9日 平熱に下がったため番組に出演を続ける
 ▼同12日 PCR検査で陽性、入院
 ▼同15日 40代チーフプロデューサーと赤江アナの夫で40代番組スタッフの2人の感染を公表。報ステ内で富川アナのおわびメッセージを放送
 ▼同18日 赤江アナが陽性を公表
 ▼同19日 番組4人目となる30代契約スタッフの感染を公表
 ▼同21日 富川アナが退院
 ▼同24日 20代元スタッフの感染公表。番組から5人目
 ▼同27日 富川アナと濃厚接触し自宅待機していた徳永有美キャスターが復帰

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2020年5月30日のニュース