岡田晴恵教授 新型コロナ感染者1万人超に「この感染者数はかなり検査数を絞っている」

[ 2020年4月19日 08:50 ]

TBS社屋
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 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が19日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。日本国内で18日に新たに580人の新型コロナウイルス感染が確認され、クルーズ船の乗客乗員らを除いた累計が1万人を超えたことに言及した。

 国内の感染確認例の累計は1万406人で、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員やチャーター機による帰国者を含めると1万1132人。死者は17人増え、計237人になった。死者の都道府県別の内訳は東京5人、北海道、千葉が各2人、群馬、神奈川、富山、福井、愛知、大阪、愛媛、福岡が各1人で、富山県で死者が出たのは初めて。

 岡田教授は「首都圏の東京は患者さんが増えておりまして完全にまん延状態。大阪も増えてきている。北海道は1回落ち着いてけれど潜在的な患者さんと感染者と入ってくるものもありますので対策を緩めるとまた上がってくると、そういう典型的なものだと思います」と分析。その上で「ただ、この感染者数はかなり検査数を絞っている。ひどくならないと検査してもらえない」と指摘した。そして、2月以降のデータを示した上で「(1日当たりの)亡くなっている率の数が明らかに上がっている。重症化している人、亡くなっている人が増えていっている状況っていうのは、感染者数とともにきちっと見ていかないといかない」と話した。

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2020年4月19日のニュース