玉川徹氏 日本の新型コロナの現状に「オーバーシュートを警戒してるってことは…」

[ 2020年3月20日 11:06 ]

テレビ朝日の社屋
Photo By スポニチ

 テレビ朝日の玉川徹氏が20日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスの拡大防止策を検討する政府の専門家会議(座長・脇田隆字国立感染症研究所長)が19日に大規模イベントの開催に慎重な対応を求める一方で、感染が確認されていない地域では学校での活動を行ってよいとする新たな見解をまとめたことに言及した。

 専門家会議は、国内の現状に関しては、どこで感染したか分からない感染者が増えていることに「(欧州で起きているような)オーバーシュート(爆発的患者急増)を起こしかねない」と懸念を示し、対策強化を求めた。

 玉川氏は「一定の効果があったっていうその通りだと思う。ただ、やっぱりオーバーシュートを警戒してるってことは、このまま収束するっていうふうには専門家会議も考えてないんだと思う」と指摘。その上で「日本の感染者数と死者数の関係で見ると、日本は大体3%くらいの致死率、感染している人分の死者っていう形でいうと大体3%くらいになる。これで考えると、他の国に比べると高いんです。例えばドイツは0・2%ですし、スイスでも0・7%。韓国でも1%くらいなんですよ。ということは、隠れた感染者を見つけられてないんじゃないかっていうふうに僕は見ているんですね。移動レベルから言ってドイツと日本がそんなに違うとはとても思えないので」と自らの見解を示した。

 そして「低下傾向は間違いなくあるんでしょうけど、実態はどうなのかっていうふうなところは見えてないところが相当ある。そういうふうなことを考えると、専門家会議も安心できないって言ってるのもそこから来てるんだろうなっていうふうに僕は思っている」と話した。

続きを表示

2020年3月20日のニュース