俳優の安田正利さん死去 87歳 劇団民芸、テレ東「極める」でナレーション

[ 2020年3月4日 15:30 ]

 劇団民芸俳優の安田正利(やすだ・まさとし、本名同じ)さんが2月26日午後4時8分、間質性肺炎のため都内の病院で死去したことが4日、劇団民芸から発表された。87歳。東京都出身。葬儀は同29日に家族のみで執り行った。

 1933年生まれ。日大芸術科を中退し、54年に劇団民芸付属水品演劇研究所に入所、55年に「ヴィルヘルム・テル」で初舞台、65年劇団員になる。主な舞台は「島」「河」「燕よ お前はなぜ来ないのだ……」など。2013年「どろんどろん」の地方公演では死去した大滝秀治さんに代わり、鶴屋南北役を務めた。18年2・3月公演「神と人とのあいだ 第一部審判」の公演中に間質性肺炎のため途中降板していた。1986年から95年まで放映された日本の文化財を紹介する教養番組「極める」(テレビ東京)では奈良岡朋子とともにナレーションを務めた。

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2020年3月4日のニュース