MSSP無観客ライブ 2日間で“投げ銭”「1億円」超

[ 2020年3月4日 21:33 ]

 インターネット上に投稿した動画の総再生回数が5億回を超える音楽制作ユニット「M.S.S Project」(MSSP)が4日、Zeppダイバーシティ東京で全国ツアーの最終公演を無観客で敢行した。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた特別措置。所属事務所によると、コンサートを生配信するのはユニットとして初めての試み。ライブの模様はユーチューブで生配信され、約2時間のライブで終盤には視聴者が7万2000人を一時突破した。

 大きな特徴はユーチューブの「スーパーチャット」略して「スパチャ」と呼ばれる投げ銭機能。視聴者が配信者を応援するために任意の額を設定して送金できるもの。所属事務所関係者は、ファンの有志が総額を集計しているとし「2日間で1億円を超えたと聞いています」と明かした。自粛ムードで大打撃を受ける音楽業界にとってネットと融合した新たな収益モデルとしても反響を呼びそうだ。

 MSSPは4人組で、09年から活動開始。ニコニコ動画へのゲーム実況などの配信で人気を獲得した。その人気の高さを実証するように5月には初の横浜スタジアム公演に臨む予定だったが、新型ウイルスの感染拡大を受けて中止を発表していた。

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2020年3月4日のニュース