集英社 人気漫画「ヒロアカ」の作中人物名について謝罪

[ 2020年2月7日 12:04 ]

 集英社は7日、週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画「僕のヒーローアカデミア」の作中人物「志賀丸太(しが・まるた)」が過去の悲惨な歴史を想起させると指摘を受けたことに対し、「中国をはじめとする海外の読者の皆様に不快な思いをさせてしまいました」と謝罪した。

 問題となった「志賀丸太」は週刊少年ジャンプ2020年10号(2月3日発売)掲載の同作259話に登場。キャラクターについて「志賀(しが)」は他の登場人物名の一部から、「丸太(まるた)」はその外見から命名したもので、過去の歴史と重ね合わせる意図は全くありませんでした」と説明した上で「しかしながら、『悪の組織の医師』というキャラクターの設定とこれらの名前が合わさった結果、中国をはじめとする海外の読者の皆様に不快な思いをさせてしまいました。事前に編集部が表現について十全な検討を行うべきでした。深くお詫び申し上げます」とコメントした。

 作者の堀越耕平氏も「大勢の方に大変不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございません」と謝罪し「読者のみなさんを傷つける意図は全くありませんでした。心からお詫びいたします」とした。

 今後について同出版社は「このような事態を起こさないよう、様々な歴史と文化への理解を深める努力を続けるとともに、多くの人々の気持ちに寄り添いながら、皆様に愛される漫画をお届けしてまいります」とつづった。

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2020年2月7日のニュース