紺野あさ美アナが明かす育児の喜びと葛藤「日々の成長を…」「自分の時間が…」古巣テレ東同期Pとママ対談
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民放初の赤ちゃん向け番組として注目されるテレビ東京「シナぷしゅ」(今月16~20日、前7・35)。元同局の紺野あさ美アナウンサー(32)と、今回の企画の中心となった同局コンテンツ統括局編成統括部の飯田佳奈子プロデューサー(31)は2011年入社の同期。2人が“新米ママ対談”を繰り広げ、育児の喜びや悩み、番組への期待などを語り合った。
0~2歳の乳幼児をターゲットにした番組はNHKが1996年からEテレ「いないいないばあっ!」(月~金曜前8・25)を放送しているが、民放としては初の試み。視聴率の対象外だからと、これまで民放が手を出さなかった知育番組の領域にテレ東が挑む。部署を超えて5人の“パパママ社員”がプロデューサーに名を連ねる異例の制作態勢。大ヒット絵本「もいもい」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を手掛けた「東京大学赤ちゃんラボ」が番組を監修している。
飯田プロデューサーは東京大学文学部からテレ東に入社。制作局、アニメ局を経て、14年からは営業局に配属。「Youは何しに日本へ?」「開運!なんでも鑑定団」「出没!アド街ック天国」など人気番組のセールス促進を4年間担当した。18年に第1子を出産した後、19年6月の会社復帰に際し、新しく発足したコンテンツ統括局に配属され、間もなく今回の企画を提案。初のプロデューサー業を務める。
紺野アナはアイドルグループ「モーニング娘。」の5期メンバーとして活躍。15年3月には、美女とひたすら踊るだけの冠番組「紺野、今から踊るってよ」が15分間の単発番組としてスタート。シリーズ化され、2年間人気を集めた。17年元日にヤクルト(当時、現日本ハム)の杉浦稔大投手(27)と結婚し、同年5月31日付で同局を退社。同年9月に第1子女児、今年2月に第2子男児を出産した。
――今回の番組について、紺野さんはどちらでお知りになりましたか?
【紺野】折茂(飯田プロデューサーの旧姓)ちゃんのインスタグラムで知りました。産休・育休から復帰して、すぐ企画を通して、その行動力は凄いと思います。この企画を見たら、確かに民放に赤ちゃん向け番組がないのが不思議だと、あったらいいなと、ハッとしました。そして、まだ他局がやっていない斬新なことに挑戦していくのは、さすがテレ東だなと思いました(笑)。
【飯田】視聴者の皆さんもEテレさんしかないと勝手に思い込んじゃっていて。他に選択肢がありませんでした。
【紺野】選択肢が広がると、母親としては凄く助かりますね。
――「シナぷしゅ」はどのような番組になってほしいと期待されていますか?
【紺野】そうですね。「いないいないばあっ!」の「ボールの旅」は、ただボールが転がっているだけの動画なんですが、不思議だったのは子どもが真剣に見ているんですよね。
【飯田】あれは不思議だよね。それに、キャラクター「ワンワン」の毛がフワフワした感じが子どもの目を引くと、ちょっと耳にしました。あの平面じゃない毛の質感が結構いいんだと。「シナぷしゅ」に出てくるパペット(人形)も毛の質感を大事にしています。
【紺野】確かに。「ひらけ!ポンキッキ」のムックも毛むくじゃら(笑)。その辺、どういうものが乳幼児に適しているのか、凄く難しいんだと思います。
【飯田】今回は「東京大学赤ちゃんラボ」が監修に付いてくれました。母親目線だと、安心感あるよね。
【紺野】ホント、「見せていいんだ」という気持ちになるよね。その辺がやっぱり、現役ママが企画したという強さでもあるよね。気持ちが全部、共感できますから。それに、今回は朝の番組。私はまだ専業主婦ですが、お仕事をしているママにとっては、朝ごはんの準備とかで忙しい時間帯なので、その間、子どもがテレビに夢中になってくれていると、たぶんめっちゃ助かると思います。
【飯田】自分が会社に行く前、ちょっとお化粧する時間だったり。毎日、お化粧してる?
【紺野】まさか(笑)。
【飯田】(お化粧)する時間がないよね。
【紺野】だから、お仕事に行っているママさんは本当に凄いと思います。
【飯田】だから、やっぱり朝は子どもがじっとテレビを見ている時間が欲しいよね。こっちもお化粧できるから。
【紺野】ホント、そう。朝、出掛ける時にメイクを始めると、子どもがメイク道具に寄ってきちゃう。
【飯田】あさ美ちゃんの上の子は女の子だから、絶対、お化粧に興味あるよね。
【紺野】やっぱり、子どもは24時間ずっと、こっちのことお構いなしに自分ペースなので。特に、私も何時までに家を出ないといけなくて、身支度しないといけない時は、ちょっとでも子どもが何かに夢中になってくれる時間があると、ありがたいですよね。なので、私はこの番組を録画しておいて「今だ!」という時に見せると思います。
【飯田】YouTubeとか(ネットもテレ東、TVer、GYAO、ニコニコ動画)にも動画で上げるから。
【紺野】それは出掛け先とかで、きっと助かるね。
【飯田】見せたい時に見せたい場所で見せてもらえれば。
【紺野】もう、ありがたいです。ずっと見せておけばいいというわけじゃないんだよね。
【飯田】そう、要所要所で見せたいんだよね。
【紺野】要所要所。ホント、この理解がもっと広まるといいね。動画に頼りっぱなしではないんですが、どうしても人様に迷惑を掛けられない時とか、子どもに静かにしておいてもらうための奥の手、切り札になると思います。
――2011年4月の入社時、お互いの印象はいかがでしたか?
【飯田】私はもう『あ、紺野あさ美ちゃんだ』としか思わないですよね(笑)。『あ、紺野あさ美ちゃんが同期なんだ。凄っ』みたいな感じでした(笑)。
【紺野】同期の中でも特別しっかりしている印象。女性の新人にとっては凄く大変な部署の制作部に配属されて、頑張ったと思います。その後も、いろいろな部署を経験して、今、母親になっても、こうやって企画を立ち上げているということが凄くうれしくです。
【飯田】ありがとう!あさ美ちゃんが私の番組に出ることはなかったですが、私の結婚披露宴で司会をしてもらいました。まだ旧社屋(神谷町、16年秋に六本木3丁目に移転)の時、タリーズコーヒーでお茶をして、よく将来の話をしたよね。
【紺野】懐かしい~。それがもう、お互い今、ママだもんね。
【飯田】あさ美ちゃんは2人も。凄くない?上の子が2歳で、下の子が0歳だよね。うちの子は1歳。
【紺野】番組のターゲットの0~2歳がそろったね(笑)。
――今、一番大変なことは何ですか?
【紺野】やっぱり、365日休みがないところかと思います。自分の時間が全然なかったりするので。
【飯田】私も同じ。自分の時間を確保するのが凄く難しい。例えば1人でスーパーに行く時間を確保したとしても、結局は子どものことを考えているので。
【紺野】そこだね。例えば日曜は母親も休みだったりしたら『日曜まで頑張るか』という気持ちになるかもしれないけど、そういうことは子育てにないから。それで自分に余裕がなくなったことに対しても悩んだりするよね。
【飯田】分かる。自分を責めたりするよね。今日は自分に余裕なくて、子どもにきつく言い過ぎちゃったなとか。あの時、ちゃんと抱っこしてあげれば良かったのにとか。あの時、どうして自分は子どもを後回しにしちゃったんだろうとか。後々、罪悪感を感じることもあるよね。
【紺野】夜泣きとかが大変なのも今だけと分かっていて、時間がたてば懐かしくなるのも分かっていても、うまくいかないことでイライラしちゃったり。
【飯田】これが正解というものがないし、誰も褒めてくれないから、自己採点して反省してばっかりみたいな感じ。
【紺野】それもあるね。結果や成果が目に見える仕事と違うから。やって当たり前なんだけど、誰かが見ていてくれたり、ちょっと声を掛けてくれたりすると、気持ち的に楽になったりすることはあるよね。
【飯田】葛藤するよね。
【紺野】葛藤する。うちは、ちょっと感情のコントロールがうまく利かなくなって、ぶつかることもあるかもしれないけど、それは産後にホルモンバランスが崩れるせいだから、この2~3年は大目に見て、と先にパパに言ってある。
【飯田】旦那さん、大目に見てくれるの、優しいね。私は子どもと2人だけの空間になると、この子の命を守らなきゃいけないみたいな気持ちに常になって、そのプレッシャーからは仕事の間だけでも若干、解放されているというか。だから、1日中、2人の子どもと向き合っているあさ美ちゃんは凄いプレッシャーだと思うんだよね。
【紺野】そうだね。そのきつさは分かる。専業主婦は楽だと思われがちなのかもしれないけど。
【飯田】絶対、楽じゃないと思う。
【紺野】それでも、日々更新されていく子どもの成長を見逃すことがないというのは一番の喜び。それがあるから頑張れる。下の子は最近、伝い歩きができるようになって、私の後を追い掛けてくるの。上の子は「ありがとう」「ごめんなさい」が言えるようになって、会話が通じるようになってきて。パパも「そばで成長が見られるのはいいな」と、よく言っています。
――悩めるママたちをサポートする番組にもなるといいと思います。
【飯田】そうですね。なので、この「シナぷしゅ」の“ぷしゅ”というワードは、頑張り過ぎて肩に力が入っているお母さんやお父さんたちの肩の力を“ぷしゅ”っと抜いてあげたいという意味も込めました。
【紺野】ぜひ、抜いてもらいましょう!
――今後、「シナぷしゅ」から出演オファーはあった時はいかがされますか?
【紺野】お呼びが掛かれば、ぜひ!
【飯田】今回もいろいろなアナウンサーの方々にアニメーションの声を担当してもらっているので、今度はあさ美ちゃんの声の力もお借りしたいですね。
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