レイザーラモンRG リーチ主将モノマネで“あるあるネタ”必勝エール!

[ 2019年10月4日 09:30 ]

ラグビー日本代表リーチ・マイケルに扮するレイザーラモンRG(撮影・西尾 大助)
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 リーチ・マイケル主将(30)のモノマネ芸人のレイザーラモンRG(45)がラグビーW杯日本代表の4戦全勝での1次リーグ突破をぶち上げた。おなじみの“あるあるネタ”で必勝エールを送り、目標を「優勝」と定めた。相方のHG(43)が謹慎処分となった吉本興業の闇営業騒動もラグビーの“ワンチームの精神”で突破。結束力の大切さを訴えた。

 常に桜のユニホームと、無精ヒゲを描くためのメーク道具を持ち歩くRGは24時間リーチ・マイケルだ。スポニチ本紙に「♪キャプテン、インタビューで全試合勝つと答えがち~」と、あるあるネタを披露。強豪アイルランドから2勝目を挙げたことに「無理かもと思っていた自分を殴りたいです」と振り返った。

 その反省からか、あす5日にサモア戦を控える代表の4戦全勝での1次リーグ突破を断言。日本代表が目標を「ベスト8以上」とする中「リーチさんは常に優勝と言ってる。サッカーの本田圭佑と同じ。負けは考えない。♪ランキングのちょっとした差は案外ひっくり返しがち~」と、さらなる快進撃を予想した。

 RGがリーチのモノマネを始めたのは5年前。SNSに写真を投稿したところ、面識のないリーチから「桜のジャージーが必要ならお届けします」とツイッターにメッセージがあり“本物”が届けられたという。その後、御礼のため東京都府中市にあるリーチのカフェを訪問。本人には会えなかったが、夫人に子供用カバンなどをプレゼントした。

 それからは、泥くさく戦い続ける日本の大黒柱に注目。初対面は今年8月の北海道・網走合宿。リーチに「娘はまだあのバッグを使ってます」と伝えられ「憧れの人なので緊張しましたけどうれしかった。嫁がカバンを選んだんですけど嫁ナイス!です」と喜んだ。

 今夏に勃発した吉本の闇営業騒動も代表同様、ワンチームの精神で乗り越えた。HGの謹慎中、RGは劇場の外で毎日待ち構える報道陣の取材攻勢を受けて立った。

 「あれが本当のメディアスクラム。会社がバラバラになりそうな時、池乃めだか師匠が報道陣に吉本に望むことを聞かれ“背の高い薬を開発してほしい”と言った。流れの中でボケる。その背中を見てボクもやろうと思った。だんだん芸人もスクラムを組んで笑いにした。まさに代表の精神です」。吉本の暗い話題が続く中、後輩ゆりやんレトリィバァ(28)らとともにボケ倒してインタビューに対応。一丸となって少しずつ笑いに変えた。

 大きな背中で語るのはリーチも同じだ。RGは「誰よりも激しい練習で恥骨の炎症を起こしたこともある。堀江選手はリーチのためなら何でもできると話している。皆、心でつながってるんです」と力説する。サモア戦のキーマンにはSO田村優(30)を挙げ「華麗なるキックで歴史に残る試合を」。“優勝あるある”へ、また一歩。結束力で突き進む代表の姿を信じている。

 ≪こぶしたかし「北酒場」の縁≫歌手細川たかし(69)のモノマネ「こぶしたかし」としても活躍中のRGは北の大地が結ぶ縁に感謝した。15歳で北海道の札幌山の手高に留学したリーチは細川のヒット曲「北酒場」を聴いて日本語を猛勉強。そんな2人のモノマネをしていることにRGは「リーチさんと細川さんが僕の中でつながった。W杯が終わったら、ぜひコンサートを見せてあげたいですね」と笑顔。“ナマ北酒場”観賞を約束していた。

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