草刈民代 構想2年の舞台初日に感無量「見せたことのない顔を見せられると思う」

[ 2019年10月4日 21:23 ]

舞台「プルガトリオ―あなたと私がいる部屋―」初日を前に、囲み取材に応じた、左から周防正行氏、草刈民代、高嶋政宏
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 女優・草刈民代(54)俳優・高嶋政宏(53)が4日、東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストで、この日初日の舞台「プルガトリオ―あなたと私がいる部屋―」のゲネプロを公開した。

 ゲネプロ前には草刈、高島に加え、せりふ回しなど脚色を担当した、草刈の夫で映画監督の周防正行氏(62)が出席した。構想2年で日本初上演の日を迎えた草刈は、「2年くらいかけて準備して、やっと幕が上がるなという感じです」と感無量の様子。周防氏は「(草刈との結婚のきっかけになった映画)『Shall we ダンス?』からニ十数年たって、こういう舞台を作っているのが不思議」と、草刈と目を合わせた。

 稽古は8月からスタートした。周防氏によると、家でも舞台の話でもちきりだったという。「2年間、(草刈が)しつこかったですよ(笑い)。家に帰ると『あそこのせりふだけど…』『あそこってどこだい?』というやりとりで」。すると草刈は「そこまでやらないと間に合わない。大変ですからね。でもやってよかったなと思います」と充実感を口にしていた。

 スピーディーなテンポが心地よい2人芝居の会話劇で、英国王立演劇アカデミーの校長を15年努めたニコラス・バーター氏が演出を担当した。通し稽古中もそのつど微調整を入れていくバーター流に、高嶋は「気に入らないとすぐ止められるんです。始めは通しでできない。『止められたその瞬間からやれるのがプロだ』と言われているかのようだった」と驚いていた。

 日本では初上演となる。草刈は「日本初演で皆さんにはなじみがないと思うかもしれないけど、スピード感、ユーモアもあるし、激しさも。私も高嶋さんもあまり見せたことのない顔を見せられると思う」とPR。高嶋は「皆さん、証人になって下さい」とファンに来場を呼びかけていた。

 14日まで同所で上演される。

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2019年10月4日のニュース