前澤友作氏、目を潤ませ社員に感謝「僕が辞めるとは予想もしてなかったみたいで…」「21年間ありがとう」

[ 2019年9月12日 18:33 ]

<ZOZO・ヤフー会見>目頭を押さえる前沢氏(撮影・木村 揚輔)
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 ソフトバンク傘下のヤフーと資本業務提携することを発表し、自らも代表取締役を退くことを明かしたZOZOの前澤友作氏(43)が12日、会見を開いた。

 この日の会見には「Let's Start Today」と、前会社名「スタート・トゥデイ」が含まれた文字が描かれた白いTシャツ姿で臨み、「この日を迎えられたことを大変うれしく思ってます。私自身は本日を持ってZOZO社の代表取締役を辞任します」と挨拶した。

 退任を決めた理由について「私事ですいません。以前から宇宙に行きたいと話していますが、現在も計画は順調に進んでいます。宇宙にどうしても行きたいので、宇宙に行くためのトレーニングが必要で、その準備をするためにも今回スッキリと社長を辞めることにしました」と発言。

 また、今後は「新たな事業をやりたいです。自宅の6畳一間で会社を立ち上げたあのワクワク感、あの時の興奮が忘れられない。具体的に何をやるかはまだ決めていませんが、新しい事業をやりたい」と思いを述べた。

 ZOZO社員に退任を伝えた時の様子について「今朝8時45分の発表に社内は騒然となりました。“業務提携はわかりました”と。ただ、僕が辞めるとは予想もしてなかったみたいで、驚きの声があがっていました。会見が終わってから改めて私から社員にお話しすることになっていますが、私から社員にメッセージを送らせてください」と話した。

 「21年間…、本当に必死についてきてくださり、時には泣き笑い、楽しく…ともに…21年間ありがとうございました」と目を潤ませて感謝した。

 前澤氏は1975年11月22日生まれ、千葉県出身の43歳。早稲田実業高を卒業後、音楽活動に力を入れるため半年間渡米した。98年に有限会社スタート・トゥデイを設立し、2018年に株式会社ZOZOに社名を変更。創業者として代表取締役を務めていた。

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