藤井七段“Wコンプリート”の快挙達成 「永世」5人に初戦勝利

[ 2019年9月2日 05:30 ]

第69期大阪王将杯王将戦 2次予選3組決勝 ( 2019年9月1日    大阪市・関西将棋会館 )

感想戦を差す藤井聡太七段(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 藤井は初対戦の谷川を破ったことで、(1)中学生でプロ棋士になった自身以外の4人(2)現役永世称号有資格者5人の全員から初対戦で勝利を挙げる“ダブルコンプリート”の快挙を達成した。

 (1)では藤井の前に最年少プロ入り記録を持ち、プロ棋士になって最初の対局だった16年竜王戦予選で加藤一二三・九段に勝利。一般棋戦の朝日杯オープン戦で18年に羽生善治九段、今年渡辺明3冠を破っていた。最後に谷川に勝ったことで“元天才中学生”の4人から白星を挙げ、戦績も4勝0敗とした。

 (2)では羽生(叡王を除く7冠)と渡辺(竜王・棋王)に加え、今期王将戦予選で森内俊之九段(名人)と佐藤康光九段(棋聖)から勝利を挙げた(森内には17年NHK杯で初勝利)。永世名人の資格を持つ谷川に勝ち、現役のレジェンド棋士を完全制覇。計6勝0敗と圧倒している。

続きを表示

この記事のフォト

2019年9月2日のニュース