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古市氏小説への批判に 参考文献作家が反論「違和感はありませんでした」

[ 2019年8月13日 11:59 ]

 作家の木村友祐氏(48)が12日、自身のツイッターを更新。同氏の小説「天空の絵描きたち」を参考文献の一つとして執筆された、第161回芥川賞の候補作となった社会学者の古市憲寿氏(34)の「百の夜は跳ねて」について、選考委員の一部から批判が出ていることに反論した。

 木村氏は騒動をまとめた記事を貼り、「<要するに、古市さん、文芸誌に掲載されたが出版されていない佳作を探してきて、うまいこと翻案して小説書いたようである>」と一部を引用し、「違いますよう。古市さんが窓拭きに興味をもち、取材依頼があり、応じました。窓拭きの達人を紹介しました。古市さんはその取材をもとに書いてます」と経緯を説明。「窓拭きの細部以外は、ぼくの作品と古市さんの作品は別のものです。そしてぼくは、“知名度がないゆえに作品を利用されたかわいそうな小説家”ではありません。知名度はないけど」と反論した。

 さらに「窓拭きが落ちて死ぬ、というエピソードなどの細部が似るのは、同じその達人から取材したからだし、実際に死ぬ人がいるから、仕方ないのです」としたうえで「選考委員の方々の批判は、それとは別角度のものかもしれませんが、窓拭きの描写に関しては、違和感はありませんでした」と古市氏の作品を読んだうえでの投稿であることを明記。「この件に関しては、『無名』のぼくのことを心配して下さるより、また小説云々より、街を歩いていて見かける、ガラスの反射熱を浴びながらビルに張り付いて窓を拭く人たちに想いを寄せてくれた方が、うれしいのです。こんなに機械化が進んでも、窓拭きは人力で、今も時には人が亡くなります」と訴えた。

 「百の夜は跳ねて」は高層ビルの窓ガラスを拭く青年を主人公に、無機質な都市に光を灯す「生」の姿を描いた長編小説。

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