「天気の子」封切り 新海誠監督「君の名は。」以来の新作封切り

[ 2019年7月19日 19:01 ]

アニメ映画「天気の子」の初日舞台挨拶に登壇した声優陣ら。(右)から小栗旬、本田翼、醍醐虎汰朗、新海誠監督、森七菜、吉柳咲良
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 新海誠監督(46)の3年ぶりの新作アニメ映画「天気の子」が19日、公開初日を迎え、声優陣らと都内で舞台あいさつに登壇した。社会現象となった「君の名は。」以来の新作が完成したのは11日前の今月8日。ほぼ、ベールに包まれたまま封切られた。前作が大ヒットしただけに、今回の目標を問われた新海監督は「当たり前のことですが、この映画を見て少しでも楽しい気持ちになって頂けたらということが、作っていた時からの目標でした」と語った。

 約2000人のオーディションから主人公の声優に起用された醍醐虎汰朗(18)とヒロイン役の森七菜(17)も出席。吉柳咲良(15)、本田翼(27)、小栗旬(36)らと舞台に並ぶと、緊張を隠せなかった。醍醐は「待ちに待ったこの日を無事に迎えることが出来て幸せです」、森も「うれしい気持ちでいっぱいです」と一礼した。

 その初々しさには小栗も「現場もとても新鮮で、みずみずしさに当てられて…こういう気持ちを取り戻さないとなぁと思って今、ここにいます」苦笑したほど。

 醍醐にとって小栗は「一番憧れの俳優さん」で、収録中はずっと観察していたという。目の前を通り過ぎた時に「凄い、いい匂いがしたので、”(香水は)何を付けているんですか?”と聞いたら、凄い高かったんです」と高価すぎて手が出せなかったエピーソードを披露。この日、久しぶりに再会すると、その香水を小栗がプレゼントしてくれたことも明かした。

 ただ、新海監督は、森が「醍醐君から小栗さんの匂いがしたら嫌だよね~」とつぶやいていたことも暴露した。

 「天気の子」は天候の調和がくるっていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が生き方を「選択」する物語。東京にやってきた家出少年が不思議な力を持つ少女と出会う。美しく、切なく描かれる二人の恋は、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれている。

 音楽は「君の名は。」に続いてRADWIMPSが担当している。
 

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