Jr.EXILE 世界を見据える10年プロジェクト本格始動「団結力を感じた」

[ 2019年7月8日 05:30 ]

Jr.EXILE4組が一堂に会して熱演を繰り広げたBATTLE OF TOKYOのライブ
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 EXILE一族の若手4組による新プロジェクト「BATTLE OF TOKYO」のライブが7日、千葉・幕張メッセで行われ、4日間連続の公演を締めくくった。世界を見据える10年プロジェクトの本格始動。EXILEに憧れて一族入りした「Jr.EXILE世代」の4組が総当たりでパフォーマンスバトルを繰り広げ、世界進出へ手応えを得た。

 観客2万人の興奮はいきなりピークに達した。長男坊の「GENERATIONS」と、次男坊の16人組「THE RAMPAGE」の競演で幕開け。ケンカを仕掛けるように挑発的に踊る弟分に対し、兄貴分は余裕の表情。ステージで両軍23人が入り乱れ、コラボ曲「SHOOT IT OUT」を披露すると、悲鳴に似た歓声に包まれた。

 RAMPAGEのボーカル川村壱馬(22)は「先輩後輩を意識しすぎず、役に入る感覚でステージに立てた。Jr.EXILEの団結力を感じた」と手応え。FANTASTICS、BALLISTIK BOYZも存在感を発揮し、全員で「銀河鉄道999」なども披露した。

 今後はライブだけでなく、映画やドラマ、舞台など多岐にわたる展開が見込まれる。企画、プロデュースするEXILEのHIRO(50)は10年先を見据え、日本発のプロジェクトでJr.EXILE世代を世界に羽ばたかせる狙いだ。

 GENERATIONSのボーカル数原龍友(26)は「規模を拡大してドームツアーをやりたい。ゆくゆくは世界的にやっていければ」と、世界ツアーの構想を描いた。BALLISTIK BOYZには、米国留学で英語が流ちょうなメンバーが3人おり、数原が「MC(トーク)はBALLISTIKに任せる」と期待すると、同グループの砂田将宏(19)は「そのために留学したんです」と頼もしい答え。各グループが特技を生かし、10年先に向けたバトルに挑んでいく。

 ◇GENERATIONS(ジェネレーションズ) 7人組。12年11月、シングル「BRAVE IT OUT」でデビュー。昨年に4大ドームツアー、今夏から5大ドームツアーを開催。

 ◇BALLISTIK BOYZ(バリスティック・ボーイズ) 7人組。メンバー全員が歌って踊る一族初のスタイル。5月22日にグループ名と同名のミニアルバムでデビュー。

 ◇FANTASTICS(ファンタスティックス) 現在は8人組。昨年7月にメンバーの中尾翔太さんを胃がんで亡くした。同12月にシングル「OVER DRIVE」でデビュー。

 ◇THE RAMPAGE(ザ・ランペイジ) 16人組。17年1月、シングル「Lightning」でデビュー。17年12月~18年8月に一族初の47都道府県ツアーを成し遂げた。
 

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