土下座20秒…田口淳之介被告謝罪 保釈条件に小嶺被告との「接触の禁止」?

[ 2019年6月8日 05:30 ]

保釈され、土下座する田口淳之介被告(撮影・吉田 剛)
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 自宅で乾燥大麻を所持したとして、大麻取締法違反の罪で起訴された元「KAT―TUN」の田口淳之介被告(33)と、内縁関係の女優小嶺麗奈被告(38)が7日、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。小嶺被告から約15分後に玄関に姿を現した田口被告は「更生し罪を償う」と土下座。小嶺被告については語らなかったが、初公判で共同被告人として“アベック出廷”する可能性も指摘されている。

 衝撃の逮捕から16日。午後7時5分ごろ、まず裏口から小嶺被告が、迎えの車に乗り込んだ。約15分遅れて田口被告が正面玄関へ黒スーツに黒ネクタイ姿で現れ、険しい表情で報道陣を前に「皆さまにご心配をかけ、申し訳ございません。金輪際、大麻などの違法薬物、そして犯罪に手を染めないことを誓います」と語った。それぞれ保証金300万円を現金で納付しての保釈。

 田口は「芸能活動は当面の間、休止とさせていただきますが、更生し罪を償い、信頼を取り戻せるように、必死に生きてまいります」と話すと、まぶしいほどのストロボを浴びながら約20秒にわたり額を地面に付けて土下座した。

 07年に交際が報じられてから別れを勧める周囲の声にも耳を貸さず、交際を続けた結果の逮捕劇。小嶺被告には交流関係による大麻使用の噂が以前からあり、心配する関係者がいた。そんな中で10年以上交際を貫いた2人。保釈後はどうなっていくのか。

 法曹関係者によると証拠隠滅や口裏合わせを防ぐ意味合いで「保釈条件には、接触の禁止が含まれているようだ」と話す。さらに逮捕現場で“愛の巣”だった都内のマンションにも帰ってはいけない条件とみられ2人はいったん離れ離れになる見込みだ。

 一方で浮上するのが“アベック裁判”の可能性。元東京地検特捜部の若狭勝弁護士は小嶺被告の供述に注目。当初の「大麻は自分だけのもの」という内容から、田口被告と同様「2人のものだった」と変わり「共謀して(大麻を)所持した」という逮捕容疑を双方認めた。このため「共同被告人」として同じ法廷で裁かれるケースが考えられるという。

 初公判で再び顔を合わせる可能性も出てきた。近い関係者は「2人は逮捕後も“別れる”という意思を明確に示していない」と関係の継続を示唆している。公判では交際の継続が「再犯するのではないか」と受け取られる可能性がある一方「お互いの存在が再犯抑止力として働くこともある」と逆の効果を指摘する識者もいる。

 若狭氏によると初公判は「早ければ6月中か、7月上旬ではないか」。求刑は懲役1年ほど、執行猶予は3年とみている。

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