「なつぞら」なつ&咲太郎 浅草の劇場で涙の9年ぶり再会!ネット感動も「嫌な予感」

[ 2019年5月3日 08:15 ]

連続テレビ小説「なつぞら」第29話の1場面。妹・なつ(広瀬すず)と9年ぶりに再会した咲太郎(岡田将生)(C)NHK
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 女優の広瀬すず(20)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)の第29話が3日に放送され、主人公・なつ(広瀬)と兄・咲太郎(岡田将生)が9年ぶりに再会した。 

 節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 第29話は信哉(工藤阿須加)に連れられ、なつ(広瀬)と富士子(松嶋菜々子)は浅草の劇場・六区館へ。ダンサーのステージが終わり、再び明かりがつくと、スポットの中に独特な格好をした男が姿を現す。男はステージ上で1人歌い出し、音楽に乗ってタップを踏み始める。客席からは「もういい、引っ込め!」などと一斉に罵声。すかさず、男も「バカヤロー!女の子だってな、そうそう踊れるか。少しは休ませろ」。その時、なつが立ち上がり、男に声を掛ける…という展開。

 なつ「お兄ちゃん!お兄ちゃんだ…間違いない」 

 咲太郎「誰だ?」 

 なつ「(ステージに駆け寄り)お兄ちゃん…」

 咲太郎「なつ…」

 なつ「なつです」

 咲太郎「なつ…。おまえ、なつか?」

 なつ「なつだよ。私、なつだよ」

 咲太郎「なつ…。なつかよ。なつ!」

 なつが十勝に引き取られた1946年以来9年ぶりの再会。兄と抱き合うと、なつは涙。客席からは拍手が沸き起こった。その後、2人は富士子、信哉と天丼を食べに。空白の時間を埋めるように、会話を重ねた。 

 インターネット上には「感動の再会」「やっと再会できて良かった」などと喜びと安堵の声が殺到。「踊り子さんたちを見に来たのに、まさかの兄妹感動の再会の場に立ち会うことになって拍手してくれるお客さんたち、いい人たちだ。この人たちも戦争を知っているから、もう二度と会えない人、どこに行ったか分からない人、何年かぶりに再会した人とかがいるんだろうなぁ」「なつがお兄ちゃんと再会してる時、柴田家の人たちの顔を1人1人写すのも泣ける。もともとなんの関係のない人たちだったけど、なつがいなかったら今のような家族ではなかったもんねー」といった書き込みも見られた。

 しかし、咲太郎は新宿・ムーランルージュにいた頃、有名ベーカリー兼カフェ・川村屋のマダム・光子(比嘉愛未)と何かあった様子。妹・千遥の行方も分からず。この日の最後のナレーション(内村光良)も「なつはやっと兄の咲太郎に会えました。だけど、何となく嫌な予感をしてくるのでした。私もです」。SNS上にも「結構あっさりと再会。たぶん、この後、色々起きるんだろうなぁ~」などの声があった。

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2019年5月3日のニュース