小林幸子 令和になっても「いつも面白いことに挑戦したい」ポケモン映画で21年ぶり声優も

[ 2019年4月27日 19:19 ]

ニコニコ超会議で「千本桜」を歌唱した小林幸子
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 歌手の小林幸子(65)が27日、幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議」のヲタ芸と織り成す「スペシャルショーケース 花KAGARI」に出演した。

 「ラスボス!ラスボス!」のコールで舞台に設置されたドームの中から登場して小林は初音ミクの代表曲「千本桜」を歌唱。篝火(かがりび)を模したオレンジ色のサイリウムを持ったファンたちの声援とヲタ芸で会場は一つになった。「歌っているほうも、本当にきれい」と3.5メートルの高さから見た景色にうっとり。ファンたちのヲタ芸については「一生懸命、きちんと練習をして誇りを持って頑張っている姿に心を動かされました」と微笑んだ。

 今年、歌手活動55周年を迎えた小林は「昭和、平成、令和、3つの時代で歌わせて頂いて本当に感謝以外にないですね」感慨深げ。とくに平成は「音楽業界もいろんな意味で変わりましたよね。レコードからCD、あっという間にダウンロードして歌を聞く時代になりましたよね。歌のあり方、本質は変わりませんけど、楽しみ方はものすごい勢いでどんどん変わっていった」と振り返る。また、平成という時代が「好きでした。いろんな意味で新しいものを教えてもらうチャンスがあった。昭和はかっちり固まっていた時代だと思うんですけど、平成は新しい未来に一歩進むためにあったのかな」と話した。

 9歳から歌手として活動してきた小林はもちろん令和になって歌を主軸に活動していくというが、「いつもいつも面白いことに挑戦したい」と好奇心は止まらない。新しい取り組みとしては、「21年前にポケモンの映画『ミュウツーの逆襲』で(声優を)やらせてもらったのですが、今度また中川翔子ちゃんとやらせていただきます」と紹介。今度は3DCGのリメイク版「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」で今年、7月に公開予定。

 さらに2020年の東京パラリンピックに向けて「久しぶりに映画の仕事をしました」と明かした。新潟県を中心に近世まで活躍した盲目の女性芸能者「ごぜ」をテーマで、一人でも生きていけるように、三味線や踊りの厳しい訓練を積んで生きた実在の女性をモデルにした物語。「ただ、生きるという目標に生きてきた女性たちがいた」ことを描いた作品で、来年、東京公開が予定されているという。

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