柄本佑 記念碑のような作品 「一生に一度」初の夫婦同時主演賞に感謝

[ 2019年2月15日 05:30 ]

2018年(第73回)毎日映画コンクール表彰式 ( 2019年2月14日 )

柄本佑(右)は全日空・種家純部長から飛行機の模型を贈られる(撮影・西川祐介)
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 【男優主演賞】「きみの鳥はうたえる」で男優主演賞の柄本佑は「自分の俳優人生にとっての記念碑のような、宝物になる作品。その作品で賞を頂けて凄くうれしい」と喜びを語った。副賞として、全日空から17日に就航する羽田―ウィーン便の往復航空券が贈られ、航空機の模型を手に笑顔を見せた。

 3人の男女のひと夏を描いた作品で、書店で働く「僕」を見事に演じきった。もともと2016年9月に撮影予定だったが、諸事情で17年6月に延期。「延びた期間で監督やプロデューサーさんと飲みに行ったり、遊びに行ったり濃密な時間を過ごした。その時間が“僕”という役に関係していると思う」と振り返った。

 妻の安藤と史上初の夫婦で主演賞受賞には「一生に一度しかないですし、こんなにありがたいことはない」と感謝を述べた。昨年10月に亡くなった母で女優の角替和枝さん(享年64)にも受賞を報告したといい「絶対に喜んでいると思います。母ちゃんは分身とかして会場の空席全てに座っている可能性があります」と話して笑いを誘った。

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2019年2月15日のニュース